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アコムインターナショナル 2005

白佳和「あとは気合でやるだけです」

20日火曜日の練習日、ストレッチの最中に背中を痛めた。「ボキッ!!」と派手な音がしたあと、体が回らなくなった。
特に、バックスイングで左肩をひねったときが痛い。「肩が回せなくて・・・」。
欠場も考えたが、今週は大事な大会だ。

これまでの獲得賞金をもとに、チャレンジトーナメントとファイナルクォリファイングトーナメントで構成されるツアーの出場優先順位が試合終了後に組み替えられる。
ここで決まった順位は、シーズンが終わるまで適用される。

「だから、休むわけにはいかなかった」。
痛みをこらえて出場を決めたのだが、ケガの功名で「思ってもないスコアが出た」。

普段の4割程度の力でしか振れない状態だが、「それがかえって良かった」という。
普段より1クラブほど番手を上げて、ゆったりとスイングしている。
5番パー5。残り110ヤードの第3打は、本当ならピッチングで打つところだが、この日は9アイアンを持ってピンそば50センチ。バーディを奪うなど、ショットが冴えた。

7番で深いラフに打ち込みダブルボギーを打ったが、「まだ初日だし、パットが良いからなんとかなる」と冷静に対処して、続く8番で10メートルをねじ込んだ。
最終9番は、1メートル半につけて連続バーディ。
7番のミスをしっかりと取り返して、6アンダーは単独2位。
背中の痛みはまだ引かないが、「あとは気合でいきたい」と、張り切っている。

白佳和(はくよしかず)
1978年11月15日生まれの26歳。岡山県出身。身長178センチ、体重85キロ。
15歳のとき、シングルプレーヤーの父・憲澤さんのてほどきでゴルフを覚えた。
高校時代はゴルフ部がなかったため、「3本だけクラブを持って、毎日練習場に通った」という。
トレーニングも、「ひとりでは、続かないから」と、野球部の監督に相談し、ランニングに混ぜてもらうなどして、体力をつけた。
2000年にプロテストに合格。家族は今年結婚したばかりの成華さん。

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