記事

Abemaの男! 白佳和が「諦めないで、夢を」

チャレンジトーナメントの「AbemaTVツアー」は若手の登竜門というだけではない。ベテランも復活を模索する。若手中心のフィールドで今季、40歳がみごとによみがえった。

白佳和(はくよしかず)は15歳でゴルフを始め、2000年にプロ転向。05年に初シード入り。
その後、多少の出入りはあっても13年までシード権を確保した実力者が14年に、失意の陥落…。

優勝のチャンスも幾度かあったが勝てないまま、いったん表舞台を去った。
昨年は、ツアー出場でさえ出場困難な状況に陥りながら、今季みごとな返り咲きを果たした。

AbemaTVツアーの最終戦「JGTO Novil FINAL」など2勝を飾って同ツアーの賞金王に輝き、年末の部門別表彰式で登壇。

ノヴィル株式会社の久岡広季・常務取締役様より賞金50万円と、副賞としてANAインターコンチネンタルホテル東京のミシェル・シェルトー リージョナル総支配人様より「ANAインターコンチネンタルホテル東京 コーナースイート クラブラウンジアクセス付ペア宿泊券」を贈られ、「僕がゴルフだけに専念できるように、スポンサーのみなさんに、環境を整えていただいておかげです」と、大阪に本社を置く所属先『和光金属工業』のみなさんにも、真っ先に感謝を述べた。

今年、白が2年ぶりに戻ったチャレンジトーナメントは劇的に、変化していた。
インターネットテレビの「AbemaTV」が特別協賛について全試合が3日間に変更されたのをはじめ、毎試合でネット中継を生配信。
「自分の活躍を、応援してくださる方に直接、見ていただける。その点でもすごく喜んでいただけた」と、ベテランにも大いに張り合いに。

賞金1位の資格で来季、6年ぶりに戻るレギュラーツアーは7年前に、やり残したままの大仕事がある。
受賞の際に、JGTO会長の青木功にも耳打ちされた。
「…来年こそ勝てよ」。
「はい…!」と40歳が、初々しくうなづいた。

「レギュラーツアーでは、勝てないままだったこと」。それこそが復活の何よりの起爆剤だった。
「ずっと諦めきれなかった。諦めないで、夢を追いかけたいと思った。諦めないで、今度こそ実現させる」。
40歳だって、まだまだ夢の途中だ。
  • アベマ最終戦「Novil FINAL」で、賞金王が有終の美…!!
  • 家族でコーナースイート!!

関連記事