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〜全英への道〜 ミズノオープン 2004

星野英正が初のメジャー参戦へ大きなチャンス、首位タイ浮上

アイアンショットが、思ったより飛びすぎている。3日目にして、すでに気合が入りすぎているせいだ。「ほとんどピンにオーバー目。でも、それも調子がよい証拠だから」と、良い傾向としてとらえている。

。17番で、第2打での風の計算ミスに加えて3パットのダブルボギーを打ったが、それを引きずることもなかった。18番でピン横2メートルにつけて、折り返しの1番では左 3メートル。あっさりと取り返すと、3番までに4連続バーディだ。

自信にあふれている。

今年から本格的に取り組み始めたスイング改造は、まだ完璧とはいえない。コーチには、「直すところは、他にも一杯ある」と言われているが、発展途上の段階で、それでもここまでやれる自分がいる。

タイガーの上を目指そう、というのがもともとの目的だったスイング改造。「これで、すべてが完成しちゃったら、どうなっちゃうの?・・・って感じだよね!」自身の持つ無限大の可能性に、目を輝かせる。

昨年、初のメジャー参戦を目指して、開催直前の地区予選から挑戦したものの、かなわなかった全英オープン。現在、日本予選ランクは実質5位につける。出場権が与えられる同ランク4位内に入るためには、いまのところ今週、単独6位以上に入ることが条件だが最終日、星野が狙うのは当然、次のツアー2勝目だ。

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