記事

ISPSハンダマッチプレー選手権(3回戦〜決勝) 2018

賞金1位の周吾。順当にベスト16へ

さらっとご帰還
現在賞金1位の“シード選手”がさらっと16傑に残った。今平が、ベテランの星野英正を相手に、5&4で早々に3回戦を終わらせた。「マッチプレーは久しぶり。最初のほうは感覚がよくわからなかった」と、1番でいきなりダウンを許しても、5番で4メートルのイーグルを奪うと一気に覚醒。
6番から4連続バーディで前半を折り返すともはや、不動の戦勝ムードで帰還した。

ご家族がここ鳩山カントリークラブのメンバーさんで、今平も高校時代はほぼ毎週回った。
当時とグリーンの芝質の違いにこそ若干の戸惑いはあれど、いまもっとも勢いのある選手には障害にもならなかった。
今年3月には、国内開幕戦の前に久しぶりに下見に来て準備もしてある。

実家の入間市は車で40分ほど。
「通えないことはない」と選んだ自宅通勤だが「親に頑張れ、とか言われたら、ちょっとイラっとするので、ホテルで1人でいるほうがいい」。
プロ7年目。ホテル住まいにもすっかり慣れた今は、一人マイペースにやれる生活が、すでに日常。
たまの実家通いはかえって調子が狂うようだがまあ、そう言わず。
頂上まであと4マッチ。「1人1人倒していくしかない。勝ったら次、勝ったら次と集中して1戦1戦大事にしていきたい」。
久しぶりに孝行しながら戦いに臨むのも悪くない。

6日の4回戦は、韓国の鬼が相手だ。
金庚泰(キムキョンテ)はデビュー当時から、今平に目をつけていたといい「あの子は必ず上に来る」と周囲にも、もらしていた。
そのとおりに成長をとげていま、賞金1位として過去2度の賞金王に相対する。
「強い人とやるほうが、集中できるので良い」と、今平。
直接対決で改めて、実力を認めてもらう。



関連記事