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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2017

星野英正は4アンダーの2位にも「明日も良いとは・・・」

上がってすぐに、練習場に向かった。黙々と球を打っていた。「今年は孤独を感じながらの1年」。相談相手のS・K・ホが引退を宣言して、ツアーの世界を退いてからは「誰も聞ける人がいなくなった」と、アマ52冠の男が、枯れた声でぽつりと言った。

つい数週間前は肋間神経痛に悩まされた。今シーズンは今週を含めてあと5試合でも、獲得賞金はまだ500万円余。賞金ランキングは92位。
「焦って、いろいろ考えすぎて、心の病気。みぞおちが痛かった」。
かつて、ウッズに匹敵すると評された美しいスイングも今は不振の底にあり、「10項目くらい課題がある」と、毎週のように日替わりでとっかえひっかえ。

でも今週は、青木功が監修した難コースで「風や傾斜の読みが、ハマった。マネジメントに頭を使ったことが、良かった。ショットのストレスがないとこういうゴルフが出来る」と、今季3度目の60台には少し頬がほころんだ。

10代、20代のころは、少しのズレも自分で敏感に察知して、すぐに修正できたものが「今は鈍感になって、自分が真っ直ぐ立てているのかどうかも、分からない。そういう年回りなんだね」と、自分に言い聞かせるようにいった。

40歳。学生時代から競い合った矢野東は、肘痛のために今シーズン一杯の戦線離脱。近藤共弘も、かつてないほどのスランプに陥り、もがいている。
「同い年で、同じ時期から頑張ってきたが、近藤まであんなふうになるなんて。考えもしなかった。みんなもそういう年回りなんだとしか思えない」と、結論づけるのが精一杯だ。

あがきにあがいた今季も今は少し、気持ちが落ち着いてきて、「ダメならQTにトライして、それでもダメだなら少し休めってこと。休んで、練習して見えてくることもあるかもしれない。ゼロに戻ってやり直す」と、覚悟は出来ても前向きにはなれない。

久々のトップ10スタートにも、「今日やったことが、明日は通じないのが今の自分。1日ごとに、別人のゴルフになってしまう。3、4年、そういうのが続いているから」。
ツアー3勝の男の悩みは、たとえ久々の好発進でも沖縄の空のように晴れることはなさそうだ。

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