スタートの1番で、第1打があわやOB。左の崖の途中で運良く止まっていて、7アイア ンでフェアウェー に出しただけのリカバリーショットを、50センチにつけてパーセーブできたものの、 このホールに象徴 されるように、「今日はほんっとにティショットがバラバラでしたよ」。

そんな状態の中、11番パー５で残り101ヤードの左ラフからのアプローチを直接入れ てイーグルを奪う など大爆発。ノーボギーの63には「ほんと、びっくりです」本人も思わず目を丸くし たラウンドで、単 独3位に浮上。「あまりにショットがひどいから、『もう、しょうがないや』と笑顔 でやれてるからか な」。良い意味での開き直りが、この日の好スコアを生んだ。

来月、来季の米ツアー出場権をかけたQスクール受験のため、渡米する。厳しい戦い が予想されるセカ ンドステージからの挑戦までに、「調子を上げていけたらいいな、と思ってた」。6 月のツアー初優勝 につづく今季2勝目をあげて、その手土産にできたら「最高！」だ。

• 谷原 秀人