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マンダムルシードよみうりオープンゴルフトーナメント 2003

『将来の夢はプロゴルファー』今年も“キッズボランティア”が大活躍

緊張の面持ちで選手の入場を待っていた子供たちの表情が、途端に、パっと明るくなった。1番ティグラウンド。軽快な足取りでやってきた尾崎直道が、大声で言った。「ご苦労さん、みんなありがとうな!」
子供たちがささげ持つティケースの中から、何本かティを掴み取った直道は、他に、ピンシートとスコアカード、ペグシルを配る役割の子供たちにも、気さくに声をかけてまわり、「よ〜し、最後にタッチだ」と差し出した手を、子供たちの小さな手とパチンと合わせた。ニコニコと笑い合ってスタートしていった直道。子供たちの頬は、興奮に染まっていた。

将来プロゴルファーを目指す子供たちに、トーナメントやゴルフに対する理解を深めてもらうことを目的に始まったこの“キッズボランティア”。
この日参加してくれたのは、小学4年生から中学3年生までの53人。各班に分かれ、午前中はスタートティで選手名のプレート掲示、スコアカード、ティ渡しの業務についたあと、ゲーム観戦、ゴミ拾いなどで会場を巡回した。

午後からは、中嶋常幸&ティーチングプロによるレッスン会と、中嶋とホストプレーヤーの星野英正を囲んだ食事会を楽しんだ。
帰るころには、おそろいの帽子を選手のサインで一杯にしたキッズたち。たくさんの思い出とともに、「将来は絶対に中嶋さんみたいなプロゴルファーになる!」大きな夢も一緒に持ち帰った。

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