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久光製薬KBCオーガスタ 2002

10年分のプレッシャーとの闘い、湯原信光のバック9

13番で、13メートルものイーグルパットを決めて、それまでの混戦から一挙に抜け出すと、次の14番では、7メートルのバーディチャンスを沈め、通算9アンダーは2位と3打差。
 「よし、今日は勝とう!」
 と、決めたとたん、プレッシャーが、「まるで台風のように押し寄せてきた」
 痺れて、思うように手が動かない。身体もこわばり、
 「久しぶりって、こういうものか。こんな重圧もあるのか、と思った」
 15番で、ボギー。
 17番パー3では、手前からのアプローチが寄らず、5メートルショートして、ボギー。
 結局、最終ホールを迎えて差はたったひとつ。しかも、通算6アンダー2位グループには、4人。
 「楽勝のパターンに、自らピンチを呼び込んでしまった…」

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