Tournament article

国際オープンゴルフトーナメント 中日クラウンズ 2000

宮瀬博文が2ホール連続のイーグルをマークして首位発進

まずは15番、588ヤードのパー5。グリーンまで緩やかなのぼりが続き、しかもアゲンスト風が吹きやすい、パワーがなければけっして攻略できないタフなホールだ。ここの残り165ヤードの第3打で宮瀬博文は、5番アイアンを握った。「当たりはよかったけどちょっと右に押し出してしまった」というショットは、ピン手前5メートルに落ちた。球はそのままカップに向かって転がっていき、カップイン。ひとつめのイーグル奪取。
そしてふたつめ。16番、左ドッグレッグのパー4。打ち下ろしで、距離も短く、林越えでワンオンも可能なホールだ。残り107ヤードのアプローチウエッジでの宮瀬の第2 打は、いったんピン手前1メートルでワンバウンドしたあと転がって、ピンをわずかにオーバーし、バックスピンでカップに沈んだ。2つ目も、直接カップインしてのイーグルという快挙を成し遂げた当人の記憶は曖昧で、「うそ、バックスピンで入ったの?かっこいい〜。僕は3ヤード手間くらい手前から転がって入っただけだと思ってた」と、目をシロクロ。すぐ次の17番パー3でボギーをたたいたものの、派手に決めた2連続イーグルで一挙にスコアボードを駆け上り、首位発進した。

宮瀬博文のはなし

「びっくり!! 去年の東建コーポレーションでも2日目に18番と1番で2連続イーグルをやっているんですけど、そのときはロングを1パットで入れた分でしたからね。5 番アイアンで、こういうこともあるんだな、という感じ。やった直後にキャディと『これはなんかあるぞ。帰りの車では気をつけような』と話したぐらい。ここのコースはトリッキーで難しく、グリーンは傾斜がきつくて難しいので、グリーン奥に打ち込むのだけ気をつけながらやっています。ただ、今日は昨日の雨でグリーンがやわらかめでよくとまったので比較的パットはしやすかったですけど。いつもはもっと硬いですからね。昨年は(秋のVISA太平洋で勝って賞金ランク13位で)成績がよかっただけに、今年は頑張らないといけないと思っています。

関連記事