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住建産業オープン広島 2000

座骨神経の治療中という小達敏昭が、V圏内をキープ

「ジャンボさんと同じ最終組で1打差…う〜ん、越えなきゃいけない壁ですね」

 懸命のリカバリーでトップの座を守った深堀圭一郎が「小達さんはパットは入っていませんでしたが、完璧な内容のゴルフでした」と小達敏昭のプレーぶりに舌を巻いた。その内容は6バーディ、2ボギーの68。順位は3日目の2位タイから1つ下がったとはいえ、首位タイのジャンボ、深堀との差は1打。坐骨神経痛の治療中にもかかわらず、十分に逆転優勝が狙える位置をキープ、最終日の小達の活躍が楽しみになってきた。

 「今日はゆっくりとスイングし、いつもと同じリズムで振るようにとました。今日が3日間で一番ショットが良かったですね。
 深堀君も調子がいいみたいだったんで、離されないようにと思っていました。今日はけっこう強く振ってもブレなかったし、振ったなりの飛距離も出ていましたから。
 でも、グリーンが硬いので、それなりには難しいですね。トップと1打差…、う〜ん、ジャンボさんと同じ組で1打差で、でも越えなきゃいけない壁ですからね。
 優勝というより、自分の内容が良ければ…。それに今日も4アンダーというスコアが出てるんですからね。まあ、自分との闘いですね。
 アイアンも今までロフトが若干立っていた。5番ウッドから合わせていたものを、コーチと相談して、サンドウェッジの59度から(下から)順に合わせていくようにセッティングしました。僕はショートゲームが多いので、上からでなく、下に厚いセッティングにしました。大分慣れてきましたね」

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