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JCBクラシック仙台 2006

小達敏昭「世界のドラコン王を目指します!」

本来ならば、72ホール戦い抜ける体ではない。慢性のアキレス腱炎と診断された足は、数分も歩けばすぐにパンパンに腫れてしまう。

昨年の今大会以来、1年ぶりのツアー出場となった今週はホールアウト後毎日2時間、念入りなマッサージを受けることで、なんとか乗り切ることができた。

ブランクもものともせずに執念で予選を突破すると、最終日にはドライビングディスタンス賞も獲得。291.88ヤードを飛ばして、株式会社ジェーシービー提供の『JCBギフトカード50万円分』を受け取った。

2001年大会のチャンピオンでもある。
「思い出の詰まったこの場所で、飛距離でアピールすることができて嬉しい!」と、小達。

一時は公傷制度を行使してツアー復帰を目指したこともあったが、病状が回復する兆しはなかった。
今ではレッスンのかたわら、一発勝負ができるドラコン王に目標を切り替え、ウェイトトレーニングに励む。

表彰式では名前を呼ばれるなり、鍛え上げた胸を誇らしげに反らしてこのガッツポーズ。
「これからは日本の、そして世界のドラコン王を目指して頑張っていきます!」。

ツアーには、こうしてたまに主催者推薦を受けて出場するしか今は方法がない。しかし、難病を抱えてもなお明るさを失わない、そんな小達の生き方に共感するファンは多い。

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