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カシオワールドオープン 1999

米ツアーから帰国したばかりの宮本勝昌が、通算5アンダー、5位タイと好調

米ツアーのセカンドクオリファイングトーナメント(2次予選会)受験に落ちて帰国した際、宮本勝昌は先輩の芹澤信雄に、こんな忠告を受けた。
「おまえのスイングには基本がない。不調に陥ったとき、頼りになるものが何もないから、迷路にはまりこむ」
 確かに、と宮本は思ったという。
「コロコロスイングを変えることはできるんだけど、逆に自分の核になる基本のスイングは何ひとつないから、迷い出すともうだめ。一体、どういう風に振ればいいのか、まったくわからなくなってしまった」
 まして米ツアーでは一人旅。スイングで悩んでも、出口を示してくれる人はいない。ますます、出口の見えない迷路にはまりこんだ。

 帰国して、仲間と声をかけあって、スイングの悩みを打ちあけ、アドバイスをしてくれる人もそばにいて、そういう環境になってようやく宮本は「本来の伸び伸びとした良いスイングを取り戻してきたんじゃないかな」(芹澤)。
 宮本は、予選ラウンドを通算5アンダー、5位タイで折りかえした。
 「日本はやっぱり、ゴハンもおいしいですしね」(宮本)
 勝手知ったる土地でリラックスムードの宮本だが、プレー中の気合は、どの国であろうと変わらないという。
 「いえ逆に、日本でのプレーのほうがプレッシャーは強いと思う。
 アメリカまで行って、そう簡単に予選落ちなんてしていられない、という緊張感がある。自分の国だからこそ、いいかげんなプレーは許されない、という気持ちもある。たとえ、ボギーを打っても、ダボを打っても、5位だろうと、20位だろうと、50 位だろうと70位だろうと、ゴルフに対して常に緊張感を持ってプレーしなければいけない、という気持ちが、帰国して強くなりました」と語る宮本。
 米ツアーで成績が残せなかった無念さを、復帰第一戦の今週で、ぜひ果してほしいものだ。

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