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日本プロゴルフ選手権大会 センコーグループカップ 2026

“3年連続賞金王”宮本勝昌の流儀

公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)が主催する本大会は、一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)が主管する大会と出場カテゴリーが違うため、普段のレギュラーツアーでは見られない顔触れに出会える。 ⛳日本プロの出場カテゴリー

PGAが主管するシニアツアーの選手にも権利があり、今年は6人が出場。
その筆頭が、23年から3年連続で賞金王に輝き続ける53歳の宮本勝昌(みやもと・かつまさ)である。

先週の新規シニア大会「リョーマゴルフ日高村オープン」で、シニア通算11勝目を飾ったばかりと、勢いもある。


仮に本大会で、2週連続優勝なら通算12勝を誇るレギュラーツアーにおいては、最年長での日本タイトル3冠(※)。
また本大会としては、2018年に50歳で制した谷口徹を抜く最年長Vを更新する。

「…記録づくめじゃないですか」と、ニッコリした。
「3日目終わってトップだったら考えましょう」と、やんわりと制した。

「シニアツアーとレギュラーツアーは別物ですからね」。
1997年から、25回の出場を重ねた本大会も2年ぶりの出場だ。

3年前だったら宮本も、すこしはやる気も出せたかもしれない。
ちょうど、シニアデビューの22年は、レギュラーでも優勝を争った週もあったし「優勝もできると思っていたから、出ていた」。

しかし23年に賞金シード落ち。
翌24年は生涯獲得賞金25位内の資格で復活を期したが、実現はしなかった。

「ゴルフでは引退って言葉を使わないけれど。僕は、50歳を超えてシード選手になれなければレギュラーツアーは引退、と思ってるから。勝てる、と思うから出るけど無理、と思ったら引き際です。予選通過を目指してやっているわけじゃない。だからQTも行かなかった」と、完全撤退から丸1年。

「抗いたいし、抗ってはいるけど、年齢と共に年々衰えるよ、飛距離も技術も」。
そんな中、たまにレギュラーツアーに来ると痛感する。
「Jリーグを引退された方が、50歳を超えてチームを作ったとしてJ1で勝てますか? プロ野球を引退した人が、チームを作って、メジャーリーグで勝てますか? 勝てないでしょう。それと同じこと」。
達観している。

「ただ、シニアツアーの枠では出せてもらっているので。優勝は無理だけど、上位に入って来年のこの試合の出場権は獲りたいな」。
トップ5に入れば来年も本大会には出られる。「とりあえず、今週の目標はそこかな」。
53歳の技術と経験を駆使して古巣で踏ん張る。

※宮本勝昌が保持する日本タイトル
・「日本ゴルフツアー選手権(2001年、2010年)」
・「ゴルフ日本シリーズJTカップ(1998年、2001年、2014年)」

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