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関西オープンゴルフ選手権競技 2026

鍋谷太一が先週のVキャディと夢の地元優勝へ「できれば最高」

大阪府大阪市出身の鍋谷太一(なべたに・たいち)が、創設100周年の記念試合で通算2勝目を狙える好位置で、最終ラウンドを迎える。




フェアウェイは高低差が激しい上に、落としどころは狭く、ラフは深くて、グリーンが小さい。

開場100年を超える茨木カンツリー倶楽部の東コースは小6時代にプレー経験があるそうで、距離の長い5番以降に難所が凝縮するホール立ては、まずスタートから3ホールでスコアを縮めておくことが鉄則と、鍋谷は心得る。

なのに2番でいきなりピンチ。
左のラフから、また左に引っ掛けた。
「絶望的な場所まで行った」。

まず脱出が肝要と、思い切り開いて構えた58度の3打目はなんと「スーパーロブショット」。窮地が一転、OKバーディに。
「それが今日1日を決定づけた」と、次の3番で6メートルにつけたチャンスも決まり、連続バーディで貯金を作るなど、首位と2打差の通算3アンダーに踏みとどまれた。

大阪市内で練習場を開いていたティーチングプロのお父さんの手ほどきで8歳からゴルフを始めた。

一時期は、ツアー外の地区競技として行われていた本大会が、再びレギュラーツアーに復活した2009年から、「関西人として一度は出たい試合」と恋焦がれ、ついにプロ初舞台を踏んだのが2012年の大阪学芸高校2年時。

「思い入れがある。特に、今年(の会場)は大阪だし、勝ちたい試合のひとつ。地元で優勝するのが夢。それができれば最高」と、力が入る。

幼なじみで、エースキャディの小薮誠人(こやぶ・せいと)さんは、先週の女子公式戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で河本結さんのバッグを担いで優勝。
「もともと、サラリーマンをしていた彼をキャディに誘ったのも僕で、彼を結ちゃんに紹介したのも僕」。
信頼のおける相棒と、2週続きで幸運を引き寄せる。

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