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Baycurrent Classic Presented by LEXUS 2025

松山英樹は1オーバーの34位タイ「たくさん応援してくれていたのに悔しい」

松山英樹は横浜開催のPGAツアーで、1オーバー、34位タイの滑り出しとなった。




昨年11月の「ダンロップフェニックス」以来の日本プレー。
「たくさん応援してくれていたのに、なかなか思うパフォーマンスが出せなくて、悔しいです」と、申し訳なさそうに話した。

台風22号の影響で、2時間早めてスタートした初日。シャウフェレや、アダム・スコットら人気選手が来日する中、今年も誰より多くのギャラリーを背負ってのプレー。


ギャラリー通路に収まり切れない人波は、ときどきロープの中まではみ出してしまうほどだった。

モリカワらと共に1番から出て、第1打はフォア!の叫び声とともに、左側の人込みのほうへ。
女性の背中を直撃するアクシデントとなったが幸い怪我もなく、木越えの2打目は今度、奥のラフと刈り込みの境目まで飛んだが、左足下がりのライから寄せて絶妙のパーセーブ。



でも、3番パー3では寄らず入らず、ボギーを先行させた。

初日から大風に見舞われた横浜。
「練習ラウンドとは比べ物にならないくらいタフに感じて難しかった」と、松山でさえ対応に苦慮した。

6番で右バンカーから1.5メートルに寄せて初バーディを奪ったが、7番から今度はバンカーから寄せきれずにまたボギー。
「はぁ…」と、ため息が出た。

8番で120ヤードの2打目を右3メートルに乗せてイーブンパーに戻して入った後半も我慢の展開。

距離のない13番でグリーン手前まで運んでバーディを獲ったが、14、15番の連続ボギーでまた1オーバーになった。
最後まで大ギャラリーを引き連れて歩いただけに、「雰囲気は最高ですがプレーがついていかないのでちょっと悔しい」と、こぼした。



それでも最後18番は、2打目をピン5メートルにくっつけ大歓声を浴び、「最後のショットは良かったので。明日に繋がる部分もあるんじゃないか」と、2日目以降の上昇を示唆。

「明日からしっかり伸ばして上位に迫っていけるように頑張りたいな、と思います」。
大いに期待を持たせた。




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