Round48:00 霜の為、スタート時刻を20分遅延(8:30→8:50)
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Baycurrent Classic Presented by LEXUS 2025
松山英樹が会見「今年も日本でプレーできるのは楽しみ」後身育成にも熱意
「Baycurrent Classic Presented by LEXUS(ベイカレント クラシック プレゼンテッド バイ レクサス)」は9日、開幕する。
2019年からスタートした日本開催のPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ(2020年は米国開催)」を引き継ぐ形で、今年から、ビジネスコンサルタント大手の「ベイカレント(東京都港区)」とトヨタ自動車の「レクサス」を新スポンサーにお迎えし、今年は来季出場権をかけたフェデックスカップのフォールシーズン第3戦として行われる。
開幕を2日後に控えた7日火曜日、前身大会の21年覇者で、レクサス所属の松山英樹が公式会見に出席。

「今年もまた、こうして日本のファンの皆さんの前でプレーできるのは楽しみです」と、第一声を述べた。
会場の横浜カントリークラブを、実戦で回るのは初めてだそうだ。
この日7日は会見前に、大勢のギャラリーを引き連れインの9ホールをプレーし、「グリーンが小さいのでどこに外すかが大事と思う。アイアンのショットの精度が求められますし、距離はあまり長くはないのでショートアイアンの距離感や横幅の精度が要求されるのではないか」などと、初攻略に頭を巡らせていた。
また、「特にバックナインはスタンドが多くて、16番はPGAでプレーしているような感覚になるようなショートホールだったので、試合でも楽しみ」と、PGAツアー仕様の仕掛けに笑顔を見せた。
アジア勢としてマスターズを初制覇した21年に、同年の前身大会でホーム優勝を飾って盛り上げた。
今年は開幕戦「ザ・セントリー」で通算11勝目を飾っているが、その後トップ10が一度もないままでの凱旋となった。
直近試合は、イングランドで行われた欧州・DPワールドツアーの「BMW PGA選手権」。
2日目に首位に立ったが、最後は13位で終わった。
「2日目までは良いプレーができていたのですが、3、4日目は納得のいくプレーではなかった。そこで気付くこともありましたし、初日、2日でできていたこと、それ以降ダメだったことを踏まえて練習してきたのでそれを明日のプロアマで調整して、週末良い位置で回れるように頑張りたい」と、抱負を述べた。
自身の結果を追いながら、後進にも目配りを怠らない。先月の22日に、本会場で行われたアマ予選会「Hideki Matsuyama Amateur Challenge Presented by LEXUS」は、松山の発案で実施が決まったそうだ。
「自分もソニーオープン(ハワイ)の予選に出させてもらった時から、PGAツアーを目の当たりにして、ここで戦いたいという気持ちがより強くなりました」と、自身のジュニア期を顧み、「日本のゴルフ場でそのような経験ができるのは素晴らしいことだと思ったので、PGAツアーに相談したところ、実現できた」と、アマ予選会の発足経緯を語る。
主催者の思いに応えて、みごと第1回の切符を射止めた日本大学4年の@小林大河さんは、松山の会見後に行われた囲み取材で「今の自分でどこまで通用するんだろう、とワクワクした気持ちはありますが、当日になったら相当のお客さんが来られる。緊張すると思いますが、しっかり準備したいと思います」と、力を込めた。
アマ予選会の表彰式で初対面した松山とは今朝(7日)も立ち話ができたといい、腰を痛めているという小林さんを気遣い「無理しないで頑張って」と、声をかけてくれたという。
本調子とはいえないが、それでも「もちろん、優勝する気でやります」と小林さん。
「この試合に出させていただいただけで感謝ですし、将来の自分につながるよう、しっかりモノにしていきたいと思います」。
主催者の期待に応える活躍を誓っていた。














