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リシャール・ミル チャリティトーナメント 2025

宮里優作「明日も来ます」無念の予選敗退も土日は裏方で尽力

チャリティを主とした新規大会は、初日から続くバーディラッシュで、カットラインは史上最多記録に1打と迫る通算5アンダーとなった。
リシャールミル契約選手の宮里優作(みやざと・ゆうさく)は、通算2オーバーで予選敗退を喫した。



若い選手のバーディラッシュについて歩けなかった。

予選ラウンドを共にした目下賞金1位の生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)が開幕前に優勝スコアを「20アンダー」と予見していて「そんなに出るの?!」と、ひそかに驚いていたとおりの結果となった。

「調子うんぬんじゃない。レベルが違うのよ。全然ヘタ。まったくゴルフにならなかった…」。
ツアー通算7勝の歴代賞金王(17年)をつい自暴自棄にさせるのは、本大会が宮里にとってとても大事な試合だから。

大会を主催するリシャールミルの契約選手として活動を始めて11年。
「この試合までに状態を合わせたかったんだけど…。間に合わなかったです」。
新規開催に合わせてせっかく新モデルの時計をはめて来たのに、週末に選手としてロープの中にいられないのは無念だ。

応援に駆けつけてくれたご家族も、「明日からどうしよっか…」と、ちょっぴり途方に暮れていた。
「観光でも行ってきて」と勧めてはみたが、ゴルフが大好きな長女の萊杏(らん)さんは「観光より観戦」と“コース残留”を希望している。
「僕もいますよ。明日も来ます」と“優作パパ”も苦笑い。
「明日から僕も大会をお手伝いします」。

ジュニアの観戦ツアーや中継のラウンドリポーターとして活動してくれているホステスプロの青木瀬令奈さんや成田美寿々さんと“合流”。
悔しさを押し隠して土日は“裏方”として尽力する。

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