Round48:00 霜の為、スタート時刻を20分遅延(8:30→8:50)
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ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディー取れるんだトーナメント 2025
初日から大爆発。首位は10アンダーの小斉平。バーディどれだけ取れたんだ?
タイトルどおりに初日からスコアボードが爆発している。
“どれだけバーディ取れるんだ”の競争としては、10アンダーの「62」をマークした小斉平優和(こさいひら・ゆうわ)と、8アンダーの「64」で回ってきた永野竜太郎(ながの・りゅうたろう)の10個がこの日の最多。
全選手の総数としては718個(うちイーグルは18個)。これは国内開催のトーナメントとしては、おそらく史上最多(※タイ開催の2013年「タイランドオープン」はバーディ以上総数775個)。
一方で、出場144人中オーバーパーを叩いた選手は、わずか5人だけという結果になった。
「とにかくたくさんバーディが取れる試合を」との主催者のご要望にお応えし、JGTOのルールズ(競技委員)たちもティー位置やピン位置など、よりチャンスにつけやすいセッティングを日々考慮。
初日から目論見通りの展開でにぎわった。
そんな中、小斉平(こさいひら)は、すでに大量アンダーのリーダーボードを見ながら、午後の12時10分にティオフした。

NZの推薦選手イエレミアと、2戦連続Vをかけた池村と、18、19年賞金王の今平の3人がすでに9アンダーのトップにいたが「気にしちゃうと伸び悩むので、考えないように」と、無心でプレー。
最近の好調にものを言わせてインスタートの10番から連続バーディでダッシュをかけると「ショットもだいたいワンピン(約2.5メートル)くらいについて、パットもほぼほぼ入ってくれたんで、このスコアになりました」と後半の7番で、この日10個目のバーディを奪うと、自己ベストの「62」であれよと自身初の単独首位発進へ。
1日の史上最多記録の12アンダーは、石川遼の中日クラウンズ(2010年4R)や、倉本昌弘のアコムインターナショナル(2003年1R)ほか、5例(85年以降の記録)ある。
小斉平にはパー5の8番、9番と合わせて上がりの残り2ホールで更新の可能性があったが、長いバーディトライを狙った8番では1.5メートルを残してバーディパットも外し、9番では残り150ヤードの2打目がピンから遠くなってしまっていずれもパーで終了。
「きょうはあれくらいが全部入ってたんですが、8番で初めて外してしまった」と、ちょっぴり無念。
「明日は今日よりいいスコアで回りたい」と、宣言した。
ISPSの半田会長は、Vスコアとして「50アンダー」を所望していると聞き、「あと40個伸ばしていかないといけませんね」と、苦笑いした。
さすがに「50」という数字は無謀としても、小斉平が当初、立てた予測スコアは「30アンダー」。
その初日としてはいいペースである。
香妻陣一朗(こうづま・じんいちろう)とのプレーオフ2ホール目に、OB3発で初Vが泡と消えたのは、昨年8月の「Sansan KBCオーガスタ」。
あの夏からもうすぐ丸1年。
「もうなんとも思ってません」と過去に拘泥しないのが小斉平の良さ。
「明日からまたまっすぐ打って、パターを入れて」とシンプルに、「このままいいプレーを続けて最後、優勝できたら嬉しいです」と、抱負を述べた。














