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JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2025

新・大会実行委員長に就任。阿久津未来也は“誇れる宇都宮愉快市民”

選手会副会長の阿久津未来也(あくつ・みきや)が、昨年の石川遼(いしかわ・りょう)を引き継ぎ、大会の実行委員長に就任。
開幕前日の25日に、公式会見に臨んだ。


大会実行”副”委員長の鍋谷(左)と


地元・栃木県の宇都宮市出身。
今週月曜日には、「CRT栃木放送」のラジオ番組「ビタミンとちぎ」に生出演。大会を全力PRしてきた。

またこのほど、開催に合わせるかのように、地元宣伝大使の「誇れる宇都宮愉快市民(ほこれる・うつのみや・ゆかいしみん)」に就任。
本戦までに、できるかぎり見どころを伝え歩いてきたといい、「地元の方々には昨年よりも多く会場に足を運んでいただけると思っています」と、会見冒頭で期待をこめた。

24日の火曜日夜には、今年リニューアルしたばかりの千本松牧場「ファームレストラン」で行われた“選手と、大会に関係するすべての方々との交流会”でも心をこめて挨拶。


交流会では元阪神タイガーズの今成亮太さんと一緒に熱唱するなど、率先して盛り上げました


日大先輩で、選手会副会長の堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)も「気持ちがよく伝わるスピーチだったし、盛り上げようという意気込みを感じる」と、ほめていた。


本戦前に、阿久津がまず一番に気を揉んでいたのが開幕前日のお天気で、予報は的中。
より多くの選手とふれあいの時間を持っていただくために、前・後半でプロを入れ替えるなど工夫を凝らしたこの日のプロアマ戦は、阿久津が担当した前半9ホールの終了を待っていたかのように、午後から土砂降りの雨。

中断したまま終わってしまい「非常に残念」と、誰より悔しがっていた。



期間中に行うファンサービスにも心を砕き、「新しいことをやりたいけど実行するにはなかなか難しい中で、最終日の表彰式まで残ってくださった方向けに非売品のノベルティを渡したり、チャリティガチャの賞品を増やしたり、ボランティアのみなさんに帽子をプレゼントしたり」と、コツコツとバージョンアップ。

「ギャラリー、ボランティアのみなさん、スタッフ、選手とみんなで試合を作っていく形になってきていると思います」と、今年5回の選手会主催大会への思い入れも誰より熱い。

阿久津を支える大会実行“副”委員長には選手会理事の鍋谷太一(なべたに・たいち)が就任。
共に出席した会見では大会のみどころとして、「阿久津選手そのもの」と、大マジメに力説した。

“大会実行委員長V”を達成した昨年覇者の石川の例を挙げ、「今年は実行委員長で、地元栃木出身の阿久津選手」(鍋谷)と断言するなど、今年6月の「ミズノオープン」でツアー初優勝を飾ってから、地元での注目度は爆上がりだ。

予選ラウンドは石川と堀川と同組になった。
「一番の注目組に入れていただいたと思う。地元からいろんな方が駆けつけてくれると思うし、まずは予選を通過して4日間プレーしないと。いつも以上に気持ちが入る」と、おのずと高ぶる。

大会特別協賛「サトウ食品株式会社」の佐藤元(さとう・はじめ)代表取締役社長が前夜の交流会で、「新しいヒーローが生まれることを期待しています」と、仰った。
「選手おのおの期待に応えて頑張ってくれると思うし自分も、気負いすぎず、地元の方々の前でいいプレーをお見せできるように、精いっぱい頑張りたい」。

誇れる宇都宮市民・阿久津の思いが詰まった地元大会がいよいよ開ける。


一丸で頑張ります!

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