Round48:00 霜の為、スタート時刻を20分遅延(8:30→8:50)
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ANAオープンゴルフトーナメント 2025
きょうは内藤コーチの誕生日。清水大成が最後のスーパーセーブで2打差の首位に
初日の輪厚(わっつ)は次第に気温が下がり、強い風が吹き出した。
特に午後から難易度が増したが、最終組の3つ前でラウンドした清水大成(しみず・たいせい)が、ボギーなしの7アンダー「65」で回り切った。

最後9番のパー5では、きょう最大のピンチもしのいだ。
2打目でボールの左上に泥がついていた。
「まあそんな影響しないだろう、と打ったら一瞬で右に行った」と、隣の14番のグリーン近くの林の中まで飛んだ。
3打目はちょうどピンの延長線上にそびえる木を挟むように左右にも木が立ち、「右も左も狭かったんですけど、乗るチャンスがあるのは左かな、と打ったのがうまく乗ってくれた」と、高台のグリーンに向けて低く打ちだしたアプローチは、まんまと約10メートルのバーディトライに。

「あれは…上手かった(ニッコリ)」と、自画自賛の3オン2パット。
2位に2打差をつける単独トップで飛び出した。
今年5月の「日本プロ」で、現在も賞金1位を走り続ける生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)をプレーオフ4ホールで下して、悲願のツアー初優勝を達成した。
もともと飛ばし屋だが、5年のシードを得たことで、向上心がますます向上。
将来の海外ツアー挑戦も見据えて「もっと飛ばしたい。できれば10…15ヤードは伸ばしたい」と、ドライバーのシャフトを長くしてみたり、ドローで打ってみたりとやるうちに、「上手く行かずに手打ちになってしまった。シーズン中にやることではないな」。
予選通過も怪しくなり、いったん反省。再びコントロール重視のスイングに戻したことで、秋にまた復調してきた。
「輪厚(わっつ)は好きな方。OB少ないんで。きょうの最後みたいに林で済んでくれるのでどうにかできる」と、笑う好相性のコースで初Vからの今季2勝目を見据える好スタートを切った。
指導を受けて3年目になる内藤コーチがきょう、誕生日。練習日に見てくれてから、いったんコースを出たが、3日目に優勝に近い位置にいたら、必ず日曜日に戻ってきてくれる。
「最後までいいプレーできたらいいな」。
次の2勝目は恩人にこそ捧げる。















