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日本オープンゴルフ選手権 2025
清水大成は3ダボ惨敗でも片岡を祝福「そういう人間性が好き」
清水大成(しみず・たいせい)は4打差の単独トップで出て、7オーバーの「77」。2打差の4位タイに終わった。
3番パー3で3メートルにつけてバーディ先行し、距離のある9番では3メートルをガッツパー。
リードを守って入った後半も、左の林に入れた11番で花道からチップインバーディを奪うなど粘ったが、雨が強くなった17番で、5番と12番に続くこの日3つ目のダブルボギーで首位から陥落した。

1差の3位で入った18番のティショットもまた曲がった。
「自分的にはナイスショットしたのがちょっとラフに入ったりして微妙に噛み合わなくて、最後まで修正出来ずに、最後あがり3ホール、4 ホール、5ホール…本当にひどいゴルフだったなって思います」と、最後もボギーで終戦した。
片岡と原のプレーオフにも残れなかった。
「今日はそんなに緊張しすぎずで来ていたんですけれど。なんでかなあ…。わからないです」と、憔悴していたが、それでもそのまま18番にとどまり片岡と原のプレーオフを最後まで見届け、優勝した片岡をハグ。
2歳差だが、公私共に仲がよい。
清水が、プレーオフ4ホールを制して初優勝を果たした5月の「日本プロ」では、片岡が最後まで残って清水を祝福した。
「大成はきょう優勝を争っていたし、本当に悔しいラウンドだったと思う」と、片岡。
清水の心境を思って涙がこぼれた。
「普通だったら(祝福に)来ないと思う。でも(清水)大成は泣きながらおめでとうって言ってくれて…。嬉しかったし、そういう人間性が好きなところ」と、涙ながらに感謝していた。














