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日本オープンゴルフ選手権 2025
清水大成「勝てたら特典がすごい」アダム・スコットとの練ランにもアゲー⤴
雨の初日が一転、気持ちよい秋晴れに、男体山(なんたいさん)もぽっかりと顔をのぞかせた。
清水大成(しみず・たいせい)は、“夢の練ラン”に続いて予選2ラウンドも、日大先輩の勝俣陵(かつまた・りょう)とのプレーで、2人仲良く通算1アンダーで決勝へ。
フルリーダーボード | 日本オープンゴルフ選手権 | JGA 日本ゴルフ協会
「きのうはタフで距離も出なかった分、きょうはとても良い雰囲気で回れました」と、3アンダーの「67」をマークしてきた。
「完璧に打った」というティショットが、向かい風とぶつかり、バンカー目玉になった16番では、ダブルボギーになったが「しょうがない。気にせずできた」と即切り替え。
次の17番ではスタートの10番と同じくらい長いバーディトライを沈めて一掃。
後半アウトはいずれも4メートルを沈めた6、8番の2バーディと、ボギーはなし。
前日初日の24位から上昇して来られた。
現在の賞金ランキングは、先週の日米共催「ベイカレントクラシック」の資格がある上位7人に2ランク足りない10位(有資格の蟬川をのぞく)。それでも、現地ウェイティングの2番目で待機し、PGAツアー選手を横目に練習しながら出番を伺ったが、もう一歩で回ってこなかった。
「悔しい、は悔しかったんですけど。もちろん、出たかったんですけれど。出れなくて萎えていたというより今週に集中できたのは、良かったのかな」。
万全の準備をして入ってきた今週の日光では、開幕前日の練習日に勝俣と3人で、アダム・スコットとインの9ホールを回る機会に恵まれた。

「好きな選手はウッズとマキロイですが、基本ミーハーなので笑。だいぶテンション上がりました」。
がっつりスイングチェックをしてもらうこともでき、本戦に入ってからも、スコットからのアドバイスを意識しながらプレーしている。
「ショットも軸、体感、安定感…。凄かった」。
勝者にマスターズの切符がある日本タイトル戦で、2013年マスターズ覇者のスイングを焼き付けられたことで、ますます思いも高まっている。
ツアー初制覇を果たした5月の「日本プロ」に続いて、本大会で年間2勝目なら、史上11人目の快挙も達成される(※)。
「この試合で勝てたら特典が凄い。本当に勝ちたいですし、気合が入っています」。
好機は絶対逃したくない。
⛳「日本オープン」「日本プロ」同年制覇者
浅見緑蔵(1931年)
宮本留吉(1936年)
戸田藤一郎(1939年)
林由郎(1950年)
小野光一(1955年)
中村寅吉(1958年)
尾崎将司(1974年、1989年)
村上隆(1975年)
尾崎直道(1999年)
片山晋呉(2008年)














