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三井住友VISA太平洋マスターズ 2023

太平洋クラブ所属。小斉平優和 「ケイタのプレーに高ぶった」コース自己最高の「65」で6位に

2019年から開催コースの太平洋クラブの所属。プロは9年目。

小斉平優和(こさいひら・ゆうわ)が、コースの自己ベストを更新する5アンダーの「65」で回って大会自己最高の6位タイに食い込み、次週「ダンロップフェニックス」の出場権を獲得した。


恩人らが見守る最終ホールの花道を、年下の幼なじみと散歩。

小斉平は前の17番で、ティショットもアプローチもミスしたが、12メートル超のパーパットはしのいでいた。

18番のグリーンに向かって、仲良く並んで歩く途中で中島啓太(なかじま・けいた)が「さっきはナイスパーでした」と、グータッチで称えてくれた。


3歳下の中島とは、ジュニア期から旧知の仲だ。
「昔から上手かったですけど、今はさらに上手くなっていて、さすが賞金1位やな、と。きょうは素晴らしいプレーを見せてくれて、僕も気持が高ぶった」と、最終日の力にした。



3日目までパットの不振で、伸び悩んだが「ない、と思っていた富士山からの目をきょうから意識した」と、5バーディボギーなしと健闘。

中島が、水切りショットを披露した18番では、小斉平も左のラフの傾斜地から上手く寄せてバーディチャンスを作った。

「ゆうわ、頑張れ!」
「最後入れろ!」
・・・と、グリーン横のVIPテントから注ぐ大声援も背に受け、カップを狙いすましたが惜しくもパー。


5年前の本大会で、同じような距離とラインをフックと読んで外したので、「きょうはまっすぐ」と読んだそうだ。
「そしたらきょうは、ちゃんとフックしました」と苦笑した。

「入れたかった・・・」と、悔やんだが「65」は御殿場コースでの自己ベストだ。

日頃から、練習や、合宿でお世話になるコースで最終日を盛り上げ「ちょっとはお返しできたかな」と、はにかんだ。


直近トップ10の資格で次週の「ダンロップフェニックス」の出場権も獲得した。

もう1試合チャンスを得て、21年以来のシード復活も夢じゃない。
「今週の結果は自信になります。僕も頑張って、優勝を目指せる選手になりたい」と、所属コースでこの先を見据えた。

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