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遠藤、片岡、河本がトップ通過

当初は欧州と日本の共催として、「どっちが勝つか」とユニークに命名された新規大会は、新型コロナウィルスの影響でやむなく来年に持ち越しされた。

 

開催延期に伴い、日程と会場はそのままに、別の新たなトーナメントとして誕生したのが今週の「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」である。

 

総勢144人の出場選手を予定し、その最後の7枠に飛び込んだのが、この日会場で行われた予選会「マンデートーナメント」の通過者。

 18ホールのストロークプレーで、以下の3選手が6アンダーの「65」で回り、トップタイで出場権利を得た。

 

遠藤彰(えんどう・あきら)は42歳のベテラン。スキー選手で活躍したが、レース中の転倒でリハビリ代わりのゴルフにハマって転向。研修生でいちから学び、27歳でプロ入りを果たした異色の経歴を持つ。

 

レギュラーツアーは昨年7月の「日本プロ」以来となかなか出場機会に恵まれないが、「ここはプライベートでもよく回らせていただく」と、この日はボギーなしで回り、活躍の場を得た。

 

「マンデーが通れたので、次はまず予選通過を目指します」と、謙虚に挑む。

 

もうひとりの通過者は、プロ16年目の片岡大育(かたおか・だいすけ)だ。

ツアー3勝の実力者だが一昨年に顔面神経麻痺の症状を発症し、しばらく戦列を離れていた。

QTの278番目から、巻き返しを図る今季はひとつでも出場機会を増やしたいところ。

 

「今週の会場は、とにかく練習場の環境が素晴らしいので僕たちプロゴルファーには本当にありがたい」と、感謝し「なんとしてでもトップ10に入って、来週の中日クラウンズの出場権を獲ります」とやる気満々だ。

 

そして3人目のトップ通過者は、新人の河本力(かわもと・りき)

9位に入った国内初戦の「東建ホームメイトカップ」は推薦をいただき、先週の「関西オープン」(50位)は、事前の予選会を通過して出場資格を確保。

 そして今週はマンデー突破と、昨年のQTランク74位から、自力でいばらの道を切り開く。

 

ジャック・ニクラウス氏の設計コースはフラットな地形に池やバンカーを効かせた戦略性豊かなコースだ。

 河本の魅力はなんといっても飛距離だが、ここでは飛ばすだけでは通用しないとは、トッププロの誰もが口を揃えること。

 「今週は、グリーン外すと難しい。安全なほうを狙って、外したら、ウェッジで寄せて。おとなしいマネジメントができればいい」と、大人の攻略に徹して、「また来週の出場権が獲れればいい」。

 

毎週、綱渡りから、這い上がる姿もまた絵になる。

 

そのほかのマンデートーナメント通過者は、石原航輝、高橋賢(68ストローク)、高橋慧(70)、太田直己(72)の計7人。

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