Tournament article

Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 2022

宮本勝昌が誕生日「やっと50歳になれた」待望の第2章が幕を開ける

プロ27年目の宮本勝昌が最終日の28日に50歳の誕生日を迎えた。


早朝ラインでスマホがパンクするほど祝いと応援メッセージを受け取り気持ちを高めてティオフ。

40代最後の試合を通算5アンダーの31位タイで戦い終えて、「これからは、より感謝の気持ちが大事」と、写真2コマ使って感謝の気持ちを表した。



来月8日ー10日の「コマツオープン(石川県・小松カントリークラブ)」でシニアデビューを果たす予定だ。

今後は掛け持ち参戦で、今季開幕戦時に掲げた史上4人目のシニア&レギュラーの同一シーズン優勝を目指す。


単独首位で最終日を迎えた今年6月の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」では、直近優勝の2019年「中日クラウンズ」よりも「手応えがあった」と、自信を持って通算13勝目に挑んだが、結果は2打差の3位に。


「10年前なら勝てていた」と消沈し、「想定より上を行った」と、若手の台頭を痛感した。

今週、初優勝した河本もそうだが「今の子は飛ぶだけじゃない。アプローチも上手いし魅力がある」と、感嘆。


「ツアーはほーんとにレベルが上がった」と、優勝することの難しさを思い知っても、151試合連続出場記録(2006年~2016年)を持つ鉄人は諦めない。

「もう一踏ん張り。JTに出る気持ちもあります」と、その年の勝者など限られたメンバーが出られるシーズン最終戦の出場目標も付け加えた。


今週の「マルハンカップ 太平洋クラブシニア」で共に芹澤信雄を師匠とする兄弟子の藤田寛之がシニア2勝を挙げ、日大時に片山晋呉と共に“三羽ガラス”と呼ばれ、共に黄金期を築いたツアー通算5勝の横尾要が一足お先にシニアデビューを果たして7位と健闘。


「先輩や、大学時代に一緒にやってきた人と、シニアでもまた一緒にやれるのは嬉しいこと」と、目を細める。

節目の年に、新たに音楽制作会社の「シーミュージック」と所属契約を結ぶなど、ますます注目を集める“期待の新人”は「ここ最近はずっと50代をモチベーションにやってきたので。やっと50歳になれた」。
待ちわびた第2章がここから始まる。



<レギュラー&シニア同一年優勝>
・杉原輝雄(1989年「ダイワKBCオーガスタ」と「日本プロシニア」&「ミサワシニア」)

・中嶋常幸(2006年「三井住友VISA太平洋マスターズ」と「日本プロゴルフシニアコマツカップ」&「日本シニアオープン」)

・プラヤド・マークセン(2017年「SMBCシンガポールオープン」と「すまいーだカップ シニア」&「スターツシニア」&「日本シニアオープン」&「富士フイルム シニア」)


関連記事