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淡々と単独首位。比嘉一貴が大風の「68」

1イーグル、6バーディ、5ボギーの「68」。にぎやかなスコアカードが悩ましいコンディションを物語る。

 

この日、アンダーパーで回ったのはわずか7人。大風の中で、惑いながらもベストスコアの3アンダーをマークした。

ツアー3勝目を狙う比嘉一貴(ひが・かずき)が通算13アンダーで、単独首位に立った。

 

先週の空き週は、免許の更新をかねて沖縄県に帰省。大学同期の植竹と、地元で風のゴルフを重ねてきたが、「一辺倒ならいい。でも今日はくるくる回る、ホールによって向きが変わる、基本風(きほんかぜ=北)とは真逆が吹く」と、得意の低弾道ショットも翻弄された。


加えて、「今日は風の予報だったのに、ピン位置が傾斜にあって、やるな、と。この位置に切るか、と。難しかった」と、必死の攻防戦。



 

2番から3連続ボギーを叩いた。

その後も出入りの激しいゴルフとなったが「風の読み違いとか、流されたりしただとか。タイミングでそういう結果になっただけ。ミスショットをしたわけではない」と、カリカリすることもなかった。

 

「前半でイーブンに戻せればスコアが出る後半で取り戻せる。そういうところにモチベーションを置き換えうまくやれた」と、にらんだ通りに終盤の16番では84ヤードの第3打を59度でチップインイーグル。

2位を2打差で引き離して上がってきた。

 

最終日最終組で回る星野陸也は連覇を狙う。

「リクヤは爆発力がありますし、小技もうまい。気が引き締まります」。

またアマの蟬川(せみかわ)さんは、東北福祉大の5つ後輩。

「一緒にプレーしたことはないですが、非常に飛距離が出ると聞いています。今日は難しい状況で、明日も(優勝を)狙える位置にいて、粘りもある」と、まだ見ぬ敵を冷静に分析。

「このコースで2打のリードは1ホールでなくなります」と、楽観しない。

「いつもどおり、明日も気負わずやれればいい」。

淡々と最終日を迎える。

 

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