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〜全英への道〜ミズノオープン 2021

松山英樹に導かれ。佐藤大平の「全英への道」

教えて、松山さん©JGTOimages
プロ6年目の佐藤大平(さとう・たいへい)が、今年3度目の好スタートを切った。
1日遅れの第1ラウンドを、ボギーなしの7バーディ「65」で回り、単独2位につけた。

「ショットが安定していたし、フェアウェイから打つことも多くて、ミスすることもなく、いいスコアにつながりました」。

自画自賛をしてみても、謎はいまだ解けない。

「いつも初日だけがいいのはなんでだろう?」。

3週前の「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品」では、せっかく初日の首位タイから最後は50位タイへと陥落。

2週前の「アジアパシフィックダイヤモンドカップ」でも3位タイと、2週連続の好スタートを切ったが結局29位に終わった。
「2日以降を攻略しないと、と思っています。聞いてみようかな、松山さんに。松山さんはいつも2日目以降がいいので」と、笑った。

東北福祉の時代から、可愛がられた後輩の一人。
今週は、第1ラウンドが中止となった前日初日の27日にも、偉大な大学先輩からちょうど連絡がきた。

今大会の上位2人に「全英オープン(7月15日ー16日、ロイヤルセントジョージズ)」の出場権がかかる。
「早く優勝しろ、とまた言われました。イギリスで、一緒に練習ラウンドしよう、と」。
アメリカからの激励に、「いつも初日はいいんです」と、言ってみたけど松山からの返事は「知ってるよ」と、ひとことだけ。

具体的な方策は、何もなかった。
「僕のほうから相談したことも、まだない。そろそろ、聞いてみようかな」と、のんびり言ってる場合じゃない…!!

「今日、相談してみます。聞いて、心に刻んで。松山さんのいうとおりにしていれば、間違いない」。
3日目の第2ラウンドの朝までに、日本勢初のマスターズ覇者から初Vへの金言を授かる。

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