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ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ ツアートーナメント 2021

新米パパはホストプロ。鍋谷太一の恩返し

プロ10年目、結婚は2年目です©JGTOimages
今年なりたてのホストプロも頑張っている。
16歳のプロ転向から10年目の鍋谷太一が6バーディ、1ボギーの「66」。
通算11アンダーの2位タイに浮上した。

スタートの1番で、6アイアンの2打目を1メートルにくっつけバーディで飛び出すと、4番では5アイアンで打った200ヤードの2打目がピンそば40センチ。

この2年余で磨いてきたロングアイアンでスコアを伸ばした。

ティーチングプロの父親、忠治さんの指導で8歳からゴルフを始めたが、「親父に習ったのはショートゲームとメンタル面。スイングは、今までちょー感覚でやってきた」と、新たにプロコーチの堀尾研仁さんから理論を学び直すことにしたのは昨年の2月から。

「簡単にいうと、手打ちからボディーターンへ。今までと180度違う体の動き。最初はまったく当たらなかった。一からゴルフを始める勢いで覚悟をもって取り組んだ」と、新スイングの習得と平行して次第に成績も上昇。

今季、主戦場のAbemaTVツアーでは先月の「ISPS HANDA ヒーローになれ!チャレンジトーナメント」で2位タイにつけるなど、同ツアーの賞金ランキングで4位に。

来季前半期の出場権を獲得して、一段落したところ。

少し予定が空く来月には女子ツアーの「伊藤園レディース」で、高木優奈プロのキャディをするといい「女子ツアーは人気があるし、どんな感じか見てみたい。稲見萌寧ちゃんとか。すごい選手はどんな練習をしているかとか。視野を広げて、あとはまあ…可愛い子も多いじゃないですか!」。

その前に、大事な大事な恩返し。
今大会主催の国際スポーツ振興協会(ISPS)と、今年5月に所属契約を結んだばかり。

結婚して2年目の今年は1月に長男も誕生し、「いろいろな部分で支えていただきめちゃくちゃ助かっています」と、感謝する。

「結果でお返しするのが一番」。

首位とは5差あるが、初めての最終日最終組。
「正直、優勝は考えられないけどすごくいい経験。自分のベストを尽くして頑張りたい」と、健闘を誓った。

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