Tournament article

JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2021

サトウ×佐藤でゆかりの大平は、松山の可愛い後輩

はい、私がサトウタイヘイです。©JGTOimages
さっそく大会とのご縁を示した。
選手会主催の初試合でプロ6年目の佐藤大平(さとう・たいへい)が初日に「65」。
8バーディ1ボギーは、特に後半アウトで圧巻の「30」をマーク。
サトウ×佐藤のリーダーボードを実現させた。

自身2度目の首位タイ発進で、大会を「僕のゆかり」と感じるのは、特別協賛社のサトウ食品と同じ名字というだけでない。

昨年、同社がコロナ禍で開催されたダブルス戦で、大学先輩の塩見好輝(しおみ・こうき)と組んで優勝。
「今回も何かあるかな、と。レギュラーでも活躍できるんですよ、って。恩返しの意味でも頑張りたいな」と、さっそく思いをアピールした。

「今年は8月までに、初優勝したい」。
目標のその先に、夢の舞台を見据えている。
例年どおりなら、8月末時点の賞金ランク15位内の希望者上位3人は、欧州ツアーのQスクールに受験資格がある。
「修行という気持で行けたら」。
そこから、さらに米ツアー進出へという青写真は先月、偉業を達成した大学先輩の影響だ。

「松山さんがずっと言ってくれるのは早くアメリカに来いよ、ということです」。
大学時から、松山の一つ下の弟みたいに可愛がられる存在だった。
マスターズのV時もすぐに連絡して、改めて誘われた。
「向こうで一緒に練習したり、ゴハンを食べたりしようよ、と。日本ツアーはすごく恵まれている。いきなりアメリカ来るよりも、ヨーロッパ行って苦労してこいよというのも言われます。ありがたい」。

記念すべき初代王者で、その足掛かりをつくる。
「せっかくトップタイなので。優勝を目指していきたい」。
みすみす逃せば先輩の叱責は、おそらくまぬかれない。

関連記事