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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2020

新旧対決!? 石川と時松が事前会見で火花

源蔵……??
例年なら、賞金王に可能性を残した選手たちのガチンコ会見で賑わう開幕前日。

だが、今年のシーズン最終戦はコロナ禍でそれもない。
開催5試合にとどまった2020年は、2021年とのシーズン統合も決まり、賞金王の決定も来年に見送られた。

プロアマ戦も中止となり、静かな水曜日を新旧の選手会長が盛り上げた。

石川遼と時松隆光が、前日恒例のフォトセッション。

無数のカメラに向かってガッツポーズを作るバージョンと、2人で優勝杯を掲げるバージョンと、最後は優勝杯を奪い合う風の計3つのバージョンを撮影。

連覇がかかる石川が、今年も渡さんとばかりに引っ張るが、どこか時松は泰然自若。
大仏さんみたいな風情の”げんちゃん”に、ムキになっていた石川も、思わずププっと吹き出し…。

最後は楽しい事前会見になった。

2人でまじめに座った冒頭は、「コロナの猛威が振るう中、試合を開催して下さった、報知新聞社様、日本テレビ様、読売新聞社様、特別協賛をして下さいますJT様には、選手を代表して深く御礼を申し上げます」と、揃って頭を下げた。
「無観客という形ですが、画面を通して全力で良いプレーを一つでも見せられるように頑張りたいと思います」と、口を合わせた。

開催に際しては賞金額も、出場資格も変更されたが、大会史上唯一の3連覇を記録している最年長の藤田寛之を筆頭に片山、孔明、谷原など、しっかりと顔をそろえたベテラン勢に、ルーキーの金谷や石坂ら、イキのいい初出場者が、12人も。

また「今年は外国人の入国問題もありましたけど、3名の外国人選手が参加してくれました」。チャン・キムとガン、トッド・ペクの海外勢も加わり「コロナ渦ではありますけれども、少しずつ元に戻りつつあるのかなと感じております」と、しみじみと言ったのは、新選手会長の時松だ。

極寒の12月に、無観客の寂しさが、いっそう身に沁みるが、「明日から4日間の戦いが、熱くなると信じています。テレビ画面から、ご声援をいただけたら」と、熱戦をアピールした。

石川は、軒並み試合が中止に追い込まれた今年、このシーズン最終戦も「ディフェンディングチャンピオンとして、大会に戻ることは難しいのかな」と、感じた時期もあったという。

それだけに、こうして無事翌日に、開幕の時を控えて「戻ってこられて嬉しい。連覇へのモチベーションを感じています。まず気持ちから、試合に向けていくということに、集中したい」。
今年初Vでの大会史上6人目の連覇と、2015年に続く大会2勝目に、さっそく気持を傾けた。

東京よみうりの名物グリーンは、未曽有の災禍もお構いなしに、1年経っても相変わらずの速さと硬さを保っており「ラフも今までここまで深かったかな、という印象」。
昨年大会は、最終日の「66」で追いつき、豪のケネディとプレーオフに突入。3ホールの激闘を制した。
だが、「今年はさらに難易度があがって、去年と同じ展開になることはないと思います。4日間、どうやって自分の持っている力の100%に近いものを出せるかどうか」と、意気込みを述べた。

大会最終日の表彰式では、選手会長が1年の挨拶をするのが恒例で、就任2期目の選手会長Vを達成した昨年は、Vスピーチを兼ねることができた。

そんな前任者の再現を、ひそかに狙っているのが現職の時松である。
激動の就任1期目。「石川副会長、池田副会長、小鯛副会長の支えが無かったら、ここまで来られなかった。改めて1人じゃ何もできないと思った」と、感謝しながら内心は虎視眈々……?!

優勝杯を引っ張り合う、互いの手に力がこもるのも必然か。
会議やコロナ対策ではどんなに協力しあおうとも、本職での真剣勝負は譲れないのだ。
  • 譲らない〜〜〜

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