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中日クラウンズ 2026
ギネス男の帰還。米二部の石川が、杉浦と共に今季初参戦
米二部ツアーで奮戦する石川遼(いしかわ・りょう)と、杉浦悠太(すぎうら・ゆうた)が今週の「中日クラウンズ」で、今季日本ツアー初参戦する。
杉浦は偶然、日程が空いていたことを喜ぶ。
「地元の試合に出られるのが嬉しい。運がよかったです」。
地元愛知県の高浜市出身で、幼少期から観戦にきていたのが本大会だ。
「遼さんとか凄いな、と思いながらみていて」。奇しくもその石川と、今年も3年連続で初日の同組となり、「楽しみですね」と、開幕を待ちわびている。
石川が、本大会で伝説を作ったのはもう16年前になる。
2010年大会で、最終日に当時のギネス記録の世界最少スコア「58」で和合を制した。
以後、10回(通算12回)の出場を重ねてきたが、「和合の攻め方は、こうあるべき、ではなくて。もっといい攻め方があるかもしれない、と。今年はマネジメントを見直してみたい」と、新境地で戻ってきたのは、米二部ツアーでの経験も大きく影響している。
「メキシコ(4月2ー5日、レコム・サンコーストクラシック)から入れてよかったので」と今週、投入したミニドライバーもそのひとつだ。
「ドライバーよりは飛ばないけれど、3Wより15ヤードは飛ぶ」という新兵器で、攻略の幅をより広げる作戦だ。
PGAツアーの参戦経験もある石川が、改めて目を見張るのが、二部ツアーとはいってもコースのセットアップも、選手層の厚さも、コーンフェリーツアーがPGAツアーにも全く引けを取らないこと。
「みんな拮抗していて、どの選手も気合が凄い」。昇格への執念をビシバシ感じる。
「ゴルフが上手くなりたくて行っているので、申し分ない。最高ですね」と石川も、嬉々として揉まれる。
1月のバハマから8試合出て、トップ10が1回で、現在ポイントランキングは57位。
最初のリランキングまで残り1試合と、いままさに正念場だ。
序盤は「どれだけやれるのか。焦りもあった」というが、6試合目の「クラブカー選手権」では初日に「66」をマークし、最後今季ベストの10位に。
「もったいなかった」と悔恨しながら「これ、勝てたな…」というひそかな手ごたえも。
一時帰国の日本初戦で、さらなる確信を持って再出発したい。
「和合での優勝はまだ1勝で、それも58を1回出しただけ。和合の攻め方をまだ確立できていない。攻略したいというモチベーションはすごく高いです」。
青木とジャンボさんと、片山、岩田に次ぐ史上5人目の複数回Vへ(日本勢、1973年のツアー制度施行後)。
伝説のギネス男が再び和合で歴史を作る。












