ZOZO CHAMPIONSHIP 2019

140ヤードのパー4で、イーグル発進。松山英樹が4差3位

異例づくしの第2ラウンドで、日本のエースが通算8アンダー。ウッズに4打差の3位タイにつけた。

1万8000人余が入った24日の初日は、あれほど鳴りやまなかったヒデキコールがこの日は聞こえなかった。
豪雨災害のため、無観客試合となったこの日、松山は10番からスタート。2打目地点の水没を避けて、フェアウェイ上にきゅうきょティが仮設されたパー4は、わずか140ヤード。
「小学生以来じゃないですかね」と、苦笑しながら「普通のパー3、パー4のセカンドショットと思って打てば、何も変わらない」。
ピン左4メートルに乗せて幸先よくイーグル発進したが、「プライベートなラウンドみたいで、かなりの違和感がありました」とがらんとしたコースは、歓声もあがらず。

記録的な雨が降り続いた前夜、閉じ込められた宿でも話には聞いたが実際に見た10番の被害は「朝来てみて、びっくりした」という。
「寂しい感じはしましたけど、ケガをされても大変。その分、明日、たくさん見せられたらいい」と応援がなかった分、自分を鼓舞して粘った。

「今日が悪くて、明日応援に来てくださるときに、微妙な位置からスタートするよりは、よかった」と、再び大ギャラリーがコースを埋め尽くす27日日曜日は、残りの36ホールでウッズとの4差を追う。

「いいプレーをすればみなさんの元気にもつなげられると思うので頑張りたい」。
豪雨災害で、見せられなかった丸2日分もまとめてファンを喜ばす。

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