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ダンロップフェニックストーナメント 2025

松山英樹は5打差8位で最終日へ「逆転できるように」

松山英樹は5打差の通算5アンダー、8位タイで最終日を迎える。




前日のプレー後は、4番ホールで破損したかわりのドライバー選びに苦慮。
「何本試したかわからない」と、悩み抜いた挙句に本命と、予備とで2本に絞り込み、今朝の練習場で再度、試し打ちをして、前日の予定どおりに本命に決定。

スタートの1番はスプーンで打ち、2番で実戦での初打ちを試みた。

無事にフェアウェイに打てたことで、「戦えるのかな」と、手ごたえをつかみかけたのも一瞬で、この日のフェアウェイキープは結局4回。

「なかなか枠内にいかない。明日が思いやられます」と、苦笑いがこぼれた。
「2番はよかったので、スイング自体の問題かな、とも思いましたけど、それだけじゃないような気もするので」と、最後まで探り探りのプレーは続いた。

後半の11、13番に続いて15番では10メートル超のスライスラインを沈めてバーディを奪い、通算6アンダーまで伸ばしたところで今度、16番でティショットがまた右へ。
出すだけのショットは、少し飛びすぎラフへ。そこから第3打のアプローチをミスして、長いパーパットとなり、ボギーを喫した。

「その分、18番で取り返せたら、と思ったんですけど残念。明日は、4打差か5打差か6打差か」。
最後のチャンスホールを獲り損ねたことで、最終的に首位とは5打差。

「上位と差を詰めるためには、より近い番手で打っていかないと思っていたんですけど、まっすぐ行かないと話にならない」と、もどかしさがにじんだ。

レクサス所属のホストプロとして戦った10月の米共催「ベイカレントクラシック」は20位。21年大会以来の2勝目は遠かった。
日本ツアーとしては、今年も最初で最後となる本大会では、スリクソン契約のホストプロとして、2014年以来の2勝目を獲りに来た。

「逆転できるように、スタートまでに準備します」。
きょうもまた、ぎりぎりまで調整に明け暮れる。


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