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ダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメント 2019

あえて緊張感に飛び込み調整。石川遼の練習法

練習日のラウンドを希望する選手はあらかじめ、マスター室前の予約表に、スタート希望時間を書き込めばよい。
1組4人まで。空欄があれば、そこは自由に埋めてよい。

練習スタイルは、人それぞれ。
その中でも「僕は、締まりがあって緊張感がある練習のほうが好き」という石川。
「むしろ試合のほうが楽なのでは、というような。今日はあえて緊張するなという組に入れてもらった。昨日の夕方、勝手に僕が、名前を入れさせてもらった」と石川が潜り込んだのが、ツアー通算48勝のレジェンドの組。

中嶋常幸が、出場を予定しているレギュラーツアーは今年わずかに3試合。
稀有なチャンスを逃がさず、「間合いとかタッチとか、見ているだけでも勉強になりました」。
開幕前日からピリッとした空気の中でも課題のドライバーに、大きな手ごたえもつかんだという。

「PGAツアーの水準で、200人いたとしたら100位くらいにはいられる感覚が出てきた。2、3ヤードは飛距離が伸びて、正確性も上がっている。飛んで曲がらなくなってきている」。
米復帰への階段も、半ば近くまでは来られた感触がある。
「1段というよりも、1階から2階に行くちょうど中間の踊り場辺りまで来られているような…」。

序盤の戦線離脱を強いられた腰痛も、オンオフ問わずにトレーニングを週3回。「筋肉痛も、今は心地よい痛みくらいに」。
2週間の空き週は、先週末に自身が発足したフューチャーツアーと、ツアー外競技の「ジョイックスオープン」で"連戦"してももう、何の遜色もない。
初出場を果たした昨年の5回大会は、最終日最終組で回って敗れはしたが、優勝した秋吉とは、3打差の3位タイ。
福島で迎える腰痛からの復帰2戦目で、今年こその復活Vに期待がかかる。

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