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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2019

地元笠間の星野陸也が何度もため息

曇天の中で、悲願の地元V2もたちまち視界から消え失せたような気がした。
プロ4年目の23歳、星野陸也が苦笑交じりにうめいた。
「あ〜〜〜最後の最後に、もぉ〜」。
通算8アンダーで来た第3ラウンドの18番で、2打目がわずかに届かず、手前のバンカー目玉。
ヘリ近くの傾斜にうずもれたボールは、足場も悪く、上手くスタンスも取れない。懸命の脱出も、すぐそこのラフに出ただけ。
再び無理なスタンスから、1.5メートルになんとか寄せたが、このボギーパットを外した。
ダブルボギーに、首位と6打差まで落ちて「パーで終われれば最高だったけど、ちょっと調子は悪く。最後にぼろが出てしまった」。

前日2日目の第2ラウンドの残り競技をこなしたあと、次の第3ラウンドまでたっぷり空いた時間でいちど帰ってもまだ余るくらい、地元笠間市の実家まで車でわずか10分ほど。
悲願の地元Vを「意識していましたが、…最後のダボがな〜、きついな〜、逃したかな〜」と、悔やみまくってこの日2度目の帰宅をしたが。

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