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日本オープンゴルフ選手権競技 2019

予選通過も危ぶまれた石川遼は、12位タイで「来週が楽しみ」

石川遼は、薄氷の予選通過から12位タイ。通算6オーバーで今年の「日本オープン」を終えた。ここ古賀で行われた08年大会は、通算3オーバーで2位。今年は7月の日本プロからのメジャー連勝もかかっていたが、11年後の初タイトルはならなかった。

「今週の入り方は自分の中で相当よくなかった。ショットが乱れに乱れまくって、制御不能みたいな感じになった。特にドライバーとロングアイアンは、今年やってきた中では一番悪い」と、初日は5オーバーを叩いて72位と大きく出遅れた。
第2ラウンドも挽回できず、通算8オーバーとして「一昨日終わった時点では、曲がり倒して終わっていたので自分でも不安だな、と思っていた」。
このまま次週の「ZOZOチャンピオンシップ」に行くことに、懸念があったが「土曜日、チャンスが巡ってきてプレーできることになった。やりたいことをやれるチャンスをもらえた」。

53位タイのカットライン上から決勝ラウンドに進めることになり、2日目を終わって自分の中で繰り返していた反省と復習を再び難しい古賀で試す機会を得て、嬉々として臨んだ。

「今日は難しいコースでも、最後まで萎縮しないでドライバーが打てたり、アイアンがよくなってきて、風の中でもいい感じで打てていた」。
第3ラウンドで、先週から使っていたパターを、従来のL字型に戻したり、最終ラウンドではさらに握りをクロスから、順手に変えたりという試行錯誤も「予選を落ちていたらできなかったこと」。
次週に向けても実践の中で、存分に備えることができた。

「今週は本当に良いコースでやれて楽しかったですし、もう終わっちゃったんだ、と。もっとこのコースでやりたかった」と、惜しみながら次週に臨む。

「第3、4ラウンドの感じだと、来週は本当に楽しみ。初めてのコースなので、どうなるかわからないですけどしっかりやるべきことをやって、いいゴルフをしたい」。
次週の大舞台は、千葉県の習志野カントリークラブ。
ウッズや松山らが集う日本初開催の米ツアーで、ホームの善戦を誓った。

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