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パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2018

リッキーがドラディス日本一から盗んだ飛ばしの極意

若いが、名門コースの戦い方は心得ている。21歳の星野陸也。「難しいコースは嫌いじゃない。ここでいかに自分の力を試せるか」。
一昨年に、やはりここ茨木カンツリー俱楽部で行われた「アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ」で、2日目に66を出して2位タイにつけた(最終18位タイ)。

そしてこの日初日は、前半9ホールの2イーグルでトップタイに躍り出た。
まずは、524ヤードの13番パー5だ。1打目は「右プッシュのラフ」に入れたが、運良く前方は開けていた。ピンまで220ヤードと計算した2打目は3番アイアンで、「木の隙間をカット狙い」と、振り抜いた。
ベタピンに寄った。
そして18番は、「ティショットが完璧」と、今度は堂々フェアウェイから狙った2打目は、こちらもまた残り220ヤードから、4番アイアンで奥1.5メートルに乗せた。
下りのフックラインを読み切った。

昨季、奪ったイーグル数は10個。ひそかに狙っていたというイーグル賞は1位のチャン・キムにわずか1個及ばなかったが(同ランクは最終7位)、その極意はしっかり盗んだ。

昨年のトップ杯東海クラシックで、チャン・キムと初日、2日と一緒に回った。昨季の飛ばし屋日本一でもある。
「飛んで曲がらない、そのショットはどう打つか?」。
終わって聞いたら、練習場で30分も教えてくれた。
普段、使っていない箇所を使って、筋肉痛になったが得るものはデカかった。
「体の使い方など取り入れて、いまスイング改造に取り組んでいる」。
肉体改造も順調だ。食べても食べても太れぬ体を、どうにかしようと、「今までの2倍は、ご飯を食べている」。1年かけて、この春は最大5キロ増えた。75キロの体重は、しかし連戦が始まると維持するのは難しく、今は73キロ前後に落ちたが、それも想定内。
「急激に増やすのも、良くない。徐々に増やして飛距離も伸びた」と、確実に成長を見せる伸び盛りである。

ファイナルQT1位から出た昨年は、海外初戦から2週連続のトップ10入り。初シード入りに成功して、石川遼の弟分として脚光を浴びた。
「今年の目標は、まず1勝です」。
今大会は、SMBCシンガポールオープンから日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hillsまでの賞金ランキングで資格を持たない上位2位までの選手に今年の全英オープンの資格が与えられる大会となっており、「一度はメジャーも挑戦してみたい」と飛躍の年に欲張るリッキーだ。

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