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ダンロップフェニックストーナメント 2018

世界1位の昨年覇者。おかえり、ケプカ

大会は22年ぶりの偉業をかけて、昨年覇者が帰ってきた。3連覇を狙う今年はさらに凄みを増して、宮崎の地に降り立った。

12日月曜日に、宮崎ブーゲンビリア空港に到着したケプカ。
「24時間くらいの長旅。少し疲れている」と言いながらも、「ディフェンディングチャンピオンとして戻るのは、最高の気分」。
今年も大歓迎の空港セレモニーで、笑顔を撒いた。

昨年と、一昨年も余さず土産に持ち帰った。今年も、V副賞の宮崎牛一頭分が、長旅のお目当てでもある。この日も、ぺこぺこに腹を空かせて「今すぐにも食べたいくらい」と着くなりさっそく舌なめずりだ。

今年は全米オープンで、大会29年ぶりの連覇を達成。
さらに8月の全米プロを制した。
同一年の全米タイトル連勝は、00年のタイガー・ウッズ以来の快挙である。
さらには、17ー18年シーズンの最優秀選手賞も獲得。
そして、来日直前。11日更新の最新の世界ランキングで、再び1位に返り咲いた。
栄光続きの今年度末、まだ飽き足らずにケプカは戻った。

次に日本で狙うのは、ウッズでさえなしえなかった記録である。
この「ダンロップフェニックス」で3連覇を成し遂げたのは、まだジャンボ尾崎の一人だけ(96年に達成)。
世界王者はもちろん22年ぶり、大会史上2人目の偉業しか見えていない。
「ここに戻ってきたのはとにかく優勝するためです。ぜひ、それを目指して頑張りたい。ゴルフの調子も良いですし、ここ2,3週はお休みをいただいて、体も心もリフレッシュしてきた。ぜひここで3連覇をして帰れるように頑張りたいと思います」。

今季国内初戦を戦った先週に続いて、今大会には松山英樹もホストプロとして参戦。
「彼が出る試合は気をつけないといけない。強敵ですから。その分賞金を持っていかれないように。こちらも頑張りたいと思います」と世界1位の昨年覇者は、メラメラのライバル心も隠さない。

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