3連覇を狙う世界1位は静かにスタートした。初日、2アンダーで回ったケプカは「ショットもパットも良くなかった。もっと伸ばしておきたかった」と言ったが、日本が誇る賞金1位は直接対決で、脅威を感じ取っていた。
「やっぱり凄い。飛ばすし、太刀打ちできないと思った」と、今平。

もうひとり同伴競技の秋吉も、飛ばし屋だ。
「最初はあんまり自分らと変わらないな、と思っていた。でも、やっぱり振ったらやばいなと周吾と話した」というのは、前半の18番パー5だ。
フェアウェイ左のバンカーを軽々と超えてきた。
「320ヤードは出ていたんじゃないか･･･」。

この日は、けして本調子には見えなかった。
「それでも普通に回って、2アンダーを出してきた」。
秋吉がメジャー初舞台を踏んだ全米オープンで、優勝を飾ったケプカ。
「日本に来たら、簡単そうに回っているように見える」と、秋吉も底知れぬ怖さを感じたという。

大会主催のスリクソン契約プロ。秋吉は今平と共に初日はイーブンパーの出だしに「ケプカを越せるように頑張る」。
どんなに強敵でも、みすみす負けるわけにはいかない。

• Ｂ・ケプカ