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三井住友VISA太平洋マスターズ 2018

松山英樹は自ら仕掛けた罠にはまる?

全面改修を済ませたばかりの御殿場。松山も、監修として設計家のリース・ジョーンズ氏に意見を出した。6番と11番は松山の提案で、パー5からパー4に改められたホールだ。
初日、その2つで松山はスコアを落とした。

インスタートの11番(505ヤード)は、ティショットを左の林へ。ボールは木の根元にくっついた。出すだけの2打目は右のラフまで行った。乗せて2パットのボギーから今季国内初戦は幕を開けた。

折り返して6番(510ヤード)は、2打目を右に曲げて池に。
4打目でピン奥2メートルに乗せたが、下りのパットは入らなかった。痛恨のダブルボギーとした。

「パー5がパー4になったところでボギーとダボ。もったいなかったと思うがそれ以前に自分の状態が悪いので。それでそういうスコアになったと思うので。明日に向けて修正したい」。

昨年比1454人増。3509人のギャラリーを集めた初日。
「久々だったので、スタートホールは凄く緊張しました」。それ以上に、同組の後輩の緊張を感じ取った。
今年のアジアパシフィックアマを制してマスターズの出場権を獲得した金谷拓実さん。松山2世の呼び声高いがこの日は5オーバーを打った。

「途中、ドタバタしてましたけど、ところどころで良いプレーが見れたので、僕自身も頑張ろうという気持ちになった。明日は巻き返してくるんじゃないか」。
東北福祉大の現役後輩にも、期待をこめてエールを贈った。

「日本でプレーを見せる機会はなかなかないので。自分ももっといいプレーを見せて、盛り上げられたらと思ったが、なかなか上手くいかなかった。明日から頑張りたい」。
13番のパー3では、ピン2.5メートルにつけてバーディを奪った。
15番はバンカーから絶妙のパーセーブで観衆を沸かせたが、初日は1アンダーにとどまり「優勝を目指すには、全然ダメなスコア。明日から伸ばしていければ」。
首位に立った秋吉は6アンダーを記録した。
「いいプレーをしたら、それくらい出せると思うし出せない数字ではない。自分の状態が上がれば」。
2年ぶりの御殿場は自らも改修に協力した新生コース。
“監修V3”で沸かせたい。

  • 予選ラウンドは松山と、優作。大学の大先輩とのラウンドに、緊張しちゃった?金谷さん(左)も頑張れ!!

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