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カシオワールドオープン 2017

ホストプロが久しぶりの“里帰り”

今週も伊能さんとがんばるきね〜〜〜
今夏以来、久しぶりの黒潮、我がコース。この日のプロアマ戦では、久々に茶店のおでんに舌鼓を打った片岡大育。帰ってきたら、必ず頂く。「一番の好物は卵。多分、お出汁は鰹かな。しみててほんと美味いんです」。

今週、月曜日の実家への正真正銘の里帰りは、2週間前予選落ちをした際に、しっかり家族団らん済ませていたから、今回は寝に帰っただけだが、日頃お世話になっているメーカーさんには、地元でしっかり恩返しも済ませた。
「ブリヂストンのみなさんと、市内で食事を」。
地元銘酒の酔鯨(すいげい)は、その中でも最上クラスを気前よく開けた。
本戦を前にいい感じで酔っ払い、開催コースのkochi黒潮カントリークラブの所属プロが、いよいよ“ホスト試合”に臨む。

「ここは本当に回り慣れたコースなので」。
あちこちから聞こえてくる高知弁。「僕は、たまにしか使いませんけど」と、今年は「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」で、ツアー通算3勝を飾って、すっかり洗練されて戻っても、大会への意気込みはやっぱり郷土弁で言いたい。
「みなさん、頑張るきね〜」。

龍馬も眺めたコースから見下ろす海は、片岡にとっては大志を抱くというより「癒やされる。小さいことで、くよくよするなと言われているみたいで」。
ここ数週間は、「飛ばそうとしすぎてショットを崩した」と、思うような結果が出せなかっただけに今週はなおさら、初日からチャン・キムとの同組にも力まず、おおらかに我が道を決め込みたいところ。
「調子は悪くない。地元でたくさんの応援をしてもらって、その期待に応えたい」。
日頃の恩は、結果でしか返せない。

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