昨年は、ここフェニックスで、4度目の出場にして、初めてトップ10（9位）に入った。「松林に囲まれていますし、曲がったら出すだけ。やらしくドッグレッグしていて、突き抜けたり、今年はラフも深くて入れると難しくなる」。

改めて、コースの厳しさを痛感すればこそ、実感できる自身の成長。
賞金1位で迎えたコースは「以前は越えなかったバンカーを越えたり、飛距離もアップしていますし、マネジメントも変わってくる。今年は楽しみにしている」。

初日、2日の組み合わせもワクワクしている。
若い今平とともに、迎え撃つのは昨年覇者のケプカ。
今年、小平が初出場を果たした全米オープンを制した。
「刺激になる。初めて回るが、すごく飛ばすと聞いている。どのくらい置いていかれるのか。見てみたい。
肌で感じて、プラスになるものを持ち帰りたい」。

学ぶ気持ちと同時に、元来の負けん気の強さが頭をもたげる。相手がどれだけ手強くても「そういう選手にも勝ちたい」。
世界の強豪が集う今週、2週連続Vなら、現在53位の世界ランクも目標の50位内突入どころの騒ぎではない。

• Ｂ・ケプカ
• 小平 智