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トップ杯東海クラシック 2017

昨年のベストアマ! 亀代順哉が3位タイでスタート

プロとして初めて挑む三好。先日は、大学の恩師から「今まで考えたことないのに、色々考えるから、ダメなんだ」と指摘されたばかりだ。

そうは言っても、アマでやっていたようにはいかない。「フェアウェイに置かないと、バーディが獲れないとか。ボギーは打ちたくない、とか。プロになって、いろんなものが見えてきた」とこの日はボギーなしの5アンダーでも、「めちゃくちゃ危ないラウンドでした」と、息を吐いた。

この日、フェアウェイに捕らえたティショットは、3ホールしかなかった。ドライバーの不振もあって「朝から、ラフ、林、ラフ、ラフ・・・。今日はマジでひどかった」。
それでも、小技でなんとかスコアをまとめた。「2メートルのパーパットを3回ほど放り込んだし、そこは成長した部分」と、相変わらず分厚い胸を張った。

デビュー年の今季。日本で出場権が得られなかった代わりに稼ぎ場を求めたアジアンツアーで腕を磨いてきた。
「僕はタイ料理がダメで。パクチーが嫌い」と、食べるものが何もなくて期間中ずっと、バランス栄養食で通したり、腹は減っても日々の練習は欠かさない。

あらかじめノルマを設定して、10ヤードから10球とも1メートル内に寄せられなければいちからやり直しとか、「プレッシャーをかけながらやっている」。
試合さながらのレッスンが生きている。

大阪学院大4年の昨年は、三好でアマの最高順位となる7位タイを記録した。
「去年は何も考えずに、イケイケドンドン」。
しかしいざ生活がかかれば、無邪気なだけでは到底やれない。
「来年の出場権を得ることが最優先」と思えば、なおさら余計なプレッシャーがかかることもある。
「ツアーに出てくると、緊張する場面もある。QTでも同じ場面が出てくると思う。今はそれに向けて、トレーニングの段階です」と、好発進にも謙虚に言った。
「このあとしっかり練習してプレッシャーがかかるのを感じながら、試合を楽しむ感じで。結果どうのこうのより、自分自身の達成感。練習が、結果につながる事を確かめながら、ラウンド出来ることが一番」。
自慢の太ももは、さらに鍛えて現在、70センチ越え。
たくましさを増した体とともに、試練がより心の成長を促すこともある。

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