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アマチュアの比嘉一貴さんが14位タイに

3年ぶりに再び、アジアと日本ツアーの共同主管で始動した今大会は、世界23カ国からトッププロが参加する中で、アマチュアとしてただ一人決勝ラウンドに進出した比嘉さんは、最後まで、攻める気持ちを忘れなかった。
「最後、イーグルを獲ってやる!」。前の17番では2打目がグリーン奥のOBまで飛んで、ダブルボギーを打ったが「僕は挑戦する側。ダメージもない」と平然と、最終ホールのティショットも振りちぎった。

身長158センチ。「僕はちっさいから。誰も僕に期待はしていないと思う」と、そんなふうに冷静に周囲の視線を分析するからこそ、「ぶっ飛ばして驚かせたい。見せつけてやろうと思う」。300ヤードを軽々と越してみせると、ドッとどよめく歓声が、23日に21歳になったばかりのアマチュアには快感でならない。

ドッグレッグの最後のパー5は、結局右のラフに打ち込んでも、「次はグリーンを狙ってやる!」と果敢に、これまた結局、右手前のラフに落としたアプローチも、今度は「カップに入れてやる!」。
30ヤードのアプローチもとことん強気に最後こそ、大歓声をたっぷり浴びた。あわやカップインのバーディ締めに、どや顔で応えてみせた。
アジアと日本ツアーの雄が集まる大会で、堂々14位で上がってきた。

現在、東北福祉大の3年生は、それはやっぱり松山英樹が憧れだ。新入生時に一緒にラウンドしてもらって、「本当に凄い選手だ、と」。力の差を痛感した。
「それは、もちろん追いついて、いつか一緒の組で回って松山さんを負かしたいけど、今はまだ雲の上の人。憧れですね」。

そして今大会で、頂点を仰ぎ見るのもやっぱり大学の偉大な先輩だ。「勇太さんは、武勇伝が一杯ある人。まだ挨拶だけ。自分から、声はかけられない。一緒に回ったこともない」と、2日目はその池田に1打差まで迫って、ひそかに3日目の同組対決を期待したが、惜しくも組が離れて残念がった。
「勇太さんと一緒に回るには、僕が結果を出さないと!」。
いつか並み居る先輩たちと、V争いするのが目標だ。

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