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日本が大好き! 五輪を目指すシーブ・カプールが単独2位

今大会で日本ツアーと共同主管のアジアンツアーは、欧州ツアーとの共催試合も数多く抱える。2005年のボルボマスターズで1勝の33歳には昨日も、今日の風も、そよ風だ。

06年と13年の全英オープンにも出場。13年には初日に4位タイにつけた(最終結果は73位)。
「ヨーロッパで風のゴルフには慣れているし、僕はもともとそういう日のほうが好きだしね」と、さらりと初日の68に続いて、この日もさらりと67を出して、単独2位で決勝ラウンドに進んだ。

日本が大好きだ。来日の一番の楽しみはまず食事。「昨日も焼き肉を食べたよ。今日はスシ、・・・刺身もいいな」と、上がってくるなり今晩のメニューを思い描いて舌なめずり。
火曜日には、都内で爆買い(?!)も済ませてきた。日本のウィスキーのコレクターで、「サントリー、山崎、ニッカ・・・」と、主要な銘柄は総なめで、来日のたびに買い集めて、母国インドのニューデリーの実家には十数本ものコレクションがあるという。

日本人選手の友達も多くて、「ユウサク(宮里優作)やコンドウ(近藤共弘)にテシマ(手嶋多一)・・・。みんな本当に人柄が良くてナイスガイだね」。
大絶賛の中でもこの日、カプールに1打リードで単独首位に立った市原もまた、馴染みの選手だ。
いつもニコニコ明るいプレー。「コウダイはみんなにスマイリーフェイスって呼ばれてる」とカプールも、大好きな選手の一人で「一緒に回っていて、幸せな気分になる選手」と、3日目にして市原との最終組での直接対決にも胸躍る。

母国のメジャースポーツはなんといってもクリケットで、ゴルフはまだまだ富裕層の娯楽から抜け出せないでいるそうだが、今年はリオ五輪で112年ぶりに正式種目への復活をきっかけに人気が高まることを、カプールも期待している。
「今週の結果次第では、僕にも代表入りのチャンスがあるかも」。
証券仲買人の父親は、息子に米国の名門ハーバードで経営を学ばせたかったそうだ。
しかし反対を押し切って、母国のパデュー大へ。そこでゴルフの腕を存分に磨いた。
2002年にはアジア大会で金メダルを獲り、国旗を背負う重さと喜びも知った。「僕も五輪にぜひ出たい。今年がダメでも、4年後にはまたトキオもある・・・!」。3年ぶりに復活した今大会は、アジア勢にも大きな夢を見させてくれる。

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