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三井住友VISA太平洋マスターズ 2016

賞金レースの邪魔をする・・・!? 松山英樹が御殿場に凱旋

個人戦としては、日本勢初のWGCを制したばかりの松山が、思い出の御殿場に凱旋だ。この三井住友VISA太平洋マスターズは、東北福祉大2年の2011年に史上3人目のアマVでのツアー初優勝し、プロ転向後は3年ぶりの出場だ。

8日の火曜日は懐かしいコースで、尊敬してやまないレジェンドとの練習ラウンド。「WGCに勝って雰囲気が出てきた」とは、中嶋常幸・談。
「それは、自分ではわからないですけどそういっていただけると嬉しい」と、照れた。
「中嶋さんは大先輩ですし、今日も一緒に回れてすごいうれしかった。ゴルフもしっかり見れて楽しい時間だった」と、開幕前に有意義なインの9ホールだった。

5年前の御殿場は、谷口徹と1打差で迎えた池越えの最終ホールでラフから177ヤードの第2打を、8番アイアンでピンそば50センチのイーグルで締めくくって勝利した。
同年4月には、初出場のマスターズで日本人として初のベストアマに輝き当時まだ18歳ながら、すでにワールドクラスの片鱗を、世界中に知らしめていた。
「あのときは、よくあんなところに打てたなと思いますが、また同じショットが打てるかというと、わからないですが今の自分を出せるようにしっかり頑張ります」。
もはや、メジャー制覇が待たれる24歳のゴルフが、また御殿場で見られる。

10日の大会初日と11日の2日目は、大学の先輩・後輩と回る。
現役3年の比嘉一貴さんは、この日の中嶋との練習ラウンドにも誘い「試合で回るのは初めてなので。どんなプレーをするか楽しみ。後輩として頑張って」とエールを送った。

そしてもう一人は谷原秀人。先週は、池田勇太との直接対決で、賞金1位を奪い返したばかりだ。「優勝されたばかりで、良い状態。勇太さんとの賞金王争いを、邪魔できれば」と本人は、冗談ぽく言っても迎え撃つ側が聞けば、まったく冗談では済まない脅威だ。

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