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ブリヂストンオープン 2016

若きホストプロが奮闘を誓った!!

大会主催のブリヂストンを代表する若きホストプロ2人が健闘を誓った。片岡大育と木下稜介は香川西高校の3つ先輩・後輩でもある。

「主役は、お前だ!!」とばかりに声を揃えて互いに互いを励まし、20日から始まる本戦に向けて共に練習ラウンドで、士気を高め合った。

片岡はまさに、今やメーカーの顔である。今月最初のトップ杯東海クラシックで、悲願のツアー2勝目をあげて、うれし涙を流したばかり。
あれから注目はさらに赤丸急上昇中で、ありがたいやら苦笑するやら?!

というのも、2勝目の際に体重68キロの片岡を軽々と(?!)“お姫様だっこ”してしてみせた伊能恵子キャディのキャラ立ちは相当なものだったようで、「今や選手より取材が多いキャディ」と片岡も、認めざるを得ないほどの人気ぶりである。

この日も、公開練習ラウンドから上がってすぐに、写真撮影やサインを求める人々の輪は、確かにプロゴルファーに負けないくらい?!
「私でいいんですかあ??」と照れながらもカメラに収まる伊能さんに目を細めつつ、翌日からの戦いに思いをはせた片岡だ。

「みなさん、ひとつ勝てたらすぐにまたもう1勝出来る、と思ってくださるようで」と、頭を掻き掻き「そんなに、簡単ではないのですが、注目していただけるのは有り難い」。

今週は予選ラウンドから、招待選手のホストプロ、ブラント・スネデカーと同組で当たることになり、それもまた注目の度合いが伺えるようで、プレッシャーは感じるが「自分のプレーに徹して、一番上を目指してやるのみですね」。

今年のホストプロはもはや、優勝以外の恩返しは考えられない状況にある。本人にも「勝ちたい気持ちがかなり強い」と気合いは入ればこそ「難しいし、焦る気持ちがある」と、難しい戦いは覚悟の上で「落ち着いてやれれば」。

今週は17日の月曜日に28歳の誕生日を迎えた。禁酒中の身だが、せっっかくの祝いの席。「ビールを一杯頂きましたが、控えているからかあまり体が欲しがらなかった」と、しっかりと効き目のほども確認できた。万全の状態で迎えるホスト試合は、高校の3つ下の木下稜介も、推薦出場をもらって一発逆転の初シード入りに賭けている。
週末には2人でV争いなら、主催者の喜びはこの上ない。

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