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ブリヂストンオープン 2016

本日XD-F発売記念! 片岡大育が2位タイ浮上

ブリヂストン社が誇るベテランと、世界ランク21位のホストプロに挟まれ存在感を出した。28歳のホストプロが自己ベストの64で、主催者を喜ばせた。

ちょうどこの日、21日発売のフェアウェイウッド「TOUR B XD-F」が猛チャージの鍵を握った。右ドッグレッグの2番はドライバーなら「ラフに突き抜けることもある」と、ティショットで手堅く握った。
「操作性が高くて距離も出る」と信頼を置くこのスプーンなら「フェアウェイに置きやすい」と、バーディ先行に一役買った。
「今日はショットがついてくれた」と、5番から立て続けにピンそばの3連続バーディで、勢い付いた。

主催者が組み合わせを決める予選ラウンドは宮本と、招待選手のスネデカーとの直接対決に片岡に向けられた期待の度合いが伺える。

スネデカーには飛距離こそ「常に、2、30ヤードは置いていかれる」と、それでも「彼の無茶振りしないゴルフ。丁寧に打って行く。自分のゴルフに通じるものがある」と小技のうまさも目に焼き付けながら互角に戦い、無用に圧倒されることもない。

今季から、用具に加えてウェアも合わせてブリヂストン社と総合契約を結んで「僕のサイズを特別に作っていただいたり、寒い時にはすぐにセーターを持ってきてくださったり。あったかい対応がありがたい」と今週こそ、日頃の恩に報いたい気持ちで一杯。

今週は17日月曜日の誕生日に今年も地元高知の実家に、楳本富男(うめもととみお)・ブリヂストンスポーツ代表取締役社長から特大の花束が届いたと、家族から連絡があった。

悲願のツアー初優勝を飾った昨シーズンの誕生日に続くサプライズに「去年は本当にびっくりして。僕にまで、こんな細やかな気配りをしていただけるのか、と」。
自分はスポンサーの手厚いサポートに見合う選手かどうか。今月初めのトップ杯東海クラシックで悲願のツアー2勝目をあげたとはいえ、「まだそれほど僕は知られていない」。
この日同組で回った宮本や、スネデカーほどの知名度はまだないと思っている。
「ブリヂストンと言えば、片岡というイメージになれるように。これから頑張りたい」。
その何よりの近道こそ今大会での“ホストV”であることは、本人が一番よく自覚している。
  • ホールアウト後はブリヂストンパークのバーチャルブース前でサイン会。土曜日はサイン会のほか、ブリヂストン契約選手によるトークショーなど見逃せないイベントで一杯

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