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日本オープンゴルフ選手権 2016

4年ぶりの出場は地元埼玉で。石川遼は「人生で何回でも良いから勝ちたい試合」

4年ぶりに戻ってきた日本一を決める舞台。今年は、地元埼玉県の狭山ゴルフ・クラブで、石川は「人生で何回でも良いから勝ちたい試合」と、意欲を燃やす。

プロ転向の2008年から2年連続で2位に入った。2010年は、金庚泰 (キムキョンテ)と争い、8位タイに終わった。
「ラフに入ったら、問答無用でウェッジで出すだけ。あのときはなんで、上位に入れたのかな、と考えると、経験がなかったということと、日本オープン専用のゴルフではなくて、自分が常にやってるゴルフでどこまで出来るか」。

怖い物知らずが逆に奏功したといって、久しぶりのこの舞台で同じようにやって通用するか。
「考えすぎると、コースも長くなって、狭くなってしまうし、自分で難しくさせるのが、日本オープンのセッティング。それでどこまで自分のゴルフをフィットさせるか」。

12日水曜日の指定練習日は丸々1日休養を取ることに決めた。「昨日のプロアマの時も体周りが良くなくて、筋肉の疲労が今朝も残っていた」と、この日は開幕目前の記者会見に応えただけですぐに自宅に帰ったのは、もちろんこの2人との直接対決に備えるためだ。

予選ラウンドはアダムと、松山との同組ラウンドには、その張本人さえ胸が躍る。
やはり地元埼玉の名門、武蔵・豊岡で石川がV争いを繰り広げた2009年は、最終日に1万7000人余のギャラリーを集めたが、「明日僕らの組から一人でも優勝争いすれば、その数には届くんじゃないか。いちゴルフファンから見てそう思う。それが自分であればいい」。
さらにそこに、アダムと松山も加わったとしたら・・・。いったいどんな旋風が巻き起こるのか。

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