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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2015

ディフェンディングチャンピオンは、今年も大会を楽しみ尽くす!

 1998年と2001年、そして昨年と3度の優勝経験がある、まさに“シリーズ男”だ。それだけに宮本勝昌の、この大会への思い入れは並大抵のものではなく気合を入れて今週は、会場への一番乗りを目指したが、そこは残念ながら韓国の宋永漢(ソンヨンハン)に先を越されてしまって悔しそう。
 それでも気を取り直してさっそく月曜日から、コース攻略に虎視眈々。
「今までで一番グリーンが難しいんじゃないかな。ラフも長いし、いつものラフからフェアウェイに帰ってくる作戦は通じない」と、今年も相変わらず難しいコースセッティングに警戒を強める。「ロースコアというか、ビックスコアにはならないんじゃないかな」と、連覇への厳しい道のりも、覚悟の上だ。

 先週のカシオワールドオープンでは腰を痛めて無念の棄権をした。
「金土日は、クラブを握らずまるまる休養しました。月曜あたりは少し腰の辺りがぴりぴりしたけど、昨日からはもう大丈夫でしたね」と、心配された腰の状態も経過良好。
「チーム芹沢」の兄弟子、藤田寛之は今年はとうとう10年連続の出場記録が途絶えてしまって、この最終戦を共に過ごせない寂しさも、「4勝目を目指すのは、僕が先にいけますね」と、励みに変える弟弟子だ。

「この大会に出場できることが何よりも嬉しい」というディフェンディングチャンピオン。
他のトーナメントでは大会全体の盛り上がりを意識して、すすんでムードメーカーをかって出るベテランも、今大会だけは「自分が楽しみたい感じがある」と連覇がかかる今週は、特に早々から会場に乗り込んできたのも、“シリーズウィーク”を心ゆくまで味わい尽くしたいから。
 いざ、兄弟子超えの大会4勝目へ。シリーズ男が連覇をかけて、締めのゴルフで盛り上げる。

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